中国の先進技術と日本の匠の精神を結び付ける伝承者―鄭継飛 ソフトユージング代表取締役社長

日本華僑報    2019年12月11日(水) 10時40分

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東京で5年という短期間で企業を急速に成長させ、従業員のために3棟のビルを建てた華人のIT企業の社長がいる。

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会社の規模が大きくなるにつれ、ハイレベル人材のニーズは日々高まっている。鄭継飛は同時に日本の専門学校に中国での人材の発掘を委託しており、特に、チャンスが必要な中国中西部の大学の科学技術人材を重視している。

まず居を構え、それから楽しく働く。鄭継飛は川崎に3階建ての社員寮を建設し、社員たちの後顧の憂いを解決した。新入社員は単身寮に入り、ベテランになると、市場よりも安い家賃で賃貸する。ワンルームの単身寮の個人負担額はわずか2万円余りであり、不動産価格の高い東京では考えられない安さである。


鄭継飛の会社では日本語を無料で学べるというだけではない。経験豊富なベテランの日本の大学講師の講座もある。その課程には、JAVA 、C++言語などコンピューター関連の専門知識の研修も含まれており、さらに喫緊の課題であるITとIOT技術も学べる。教材はすべて自社開発、編集したものであり、実際の案件と結合した、非常に狙いがはっきりしたものだ。

研修を通して、若者たちは日本の企業文化と社会の状況を肌で感じ、理性的、客観的な人生の知見を得られ、キャリアプランの参考にできる。鄭継飛は完璧な人材育成システムによって、有為の若者たちのためにサクセスへのキャリアの階段を作り出しているのである。

▼取材後記

インタビュー終了後、大森海岸駅で電車を待っていた。目の前の堅固で頼りがいのある線路は、はるか遠くまで続いており、毎日、毎日、多くの人々の夢をつないでいる。人生という道の上で、夢を渡してくれる人に出会えたのなら、それは何よりも幸運なことであろう。(提供/人民日報海外版日本月刊)

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