山口 康一郎 2017年5月15日(月) 20時40分
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たしかに今の日本は、いろんな面で洗練されているとは思います。たしかに今の中国は、現代日本と比べれば、まだまだだとは感じます。でもそれは以前の日本と同じだとも言えると思います。資料写真。
お店の場合、中国では「準備中」と書かれていてもドアを開けてズカズカと客が店に入ってきます。「営業しているか?」「食べられるか?」まず、なにか書いてあっても読みません。店の方も客がくれば、準備中であっても商売になれば入れる事が多いからです。それを見透かした上“お客様は神様だ”の意識が強いので傲慢に振る舞います。自分のお腹の具合や都合でやって来て、まくしたてます。勝手にメニューを広げたり、メニューを要求したりもします。躊躇していると、勝手に席に座り込みます。
これに対処するには、準備中とだけでなく、営業時間をはっきり書いておくことです。早めに来た時に「座って待っていいか?」らしき事を言っても、「不好意思、現在没有清掃不能座(すみません、清掃が終わっていないでご利用できません)」と書いて示すか、(プーハオ イースー/シェンザイメイヨウチンサオ/ブナンゾウ)とカタカナ読みで一言一言、区切ってちょっと力を込めて、ゆっくり棒読みで読んで、断ります。
相手のゴリ押しを認めたらいけません。一度、ゴリ押しを認めたら 後からゴリ押しがより強くなります。彼らにとっては交渉に勝つ事が大切で、それも癖です。押されるのではなく、押し返しましょう。
普通に入ってきた時は、「いらっしゃいませー、ホァンイン/コウリン」と日本語と中国語で出迎えれば、喜びます。これは、家の場合でも使えます。
「ジーウェイ(何名ですか?)」指を1本、2〜3本立てながら聞けば、客も指で答えます。
「ツリー/ゾウ/イイシャア(ここにお座り下さい)」
「ツガ/シー/ツァィタン(これがメニューです)」
メニューは、出来ることなら写真付きを用意していたほうがいいです。
最近の中国人観光客は、スマホの機械翻訳を使うケースが多く「何が美味しいですか?」「お薦めはどれですか?」と、最初からほぼ必ず聞いてきます。これも中国人の癖です。癖というより、聞くのがマナーと思っているのか、本心で言っているのか、分かりませんが「美味しいもの」と言われてもなんと言えばいいのか分かりませんよね?
「チェンブー/ハオツー(全部美味しいです)」と、一応返しますがこれでは、解決しません。「シャン/ツー/シェンマ?(どんなものが食べたいですか?)」これでも多分解決しません。彼らが食べたいもの、食べられるものを提案するしか方法はありません。
彼らの多くは「寿司、天ぷら、ラーメン、牛丼、カレー、神戸牛ステーキ」ぐらいしか予備知識がありません。上記のメニューが出来る場合ならそれを提案。写真付メニューがあれば一番いいですが、なければ、漢字で「寿司、天麩羅、拉麺、牛肉飯(牛肉蓋飯)、日式●哩(●=口へんに加)、牛排」。
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