寿司ネタとしても大人気のサーモンが大量死、その原因は…―英メディア

Record China    2022年5月31日(火) 11時0分

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寿司ネタとしても大人気のサーモンが大量死しているという。

寿司ネタとしても大人気のサーモンが大量死しているという。中国紙・環球時報が30日、英メディアの報道を引用して報じた。

英紙ガーディアンの27日付の記事によると、ニュージーランドキングサーモン社は海水温の上昇で魚が大量死していることを受け、一部の養殖場を閉鎖したことを発表した。

同社のグラント・ローズワーンCEOによると、ニュージーランドの養殖場で養殖されているキングサーモンは世界の生産量の85%を占めているというが、近年の海水温の上昇により、キングサーモンが成長する前に大量死する現象が起きており、数千トンを処分せざるを得ない状況だという。

ローズワーン氏は「これは私たちへの警鐘だ。私がこの会社に入社した当時は『海洋熱波』という言葉は聞いたことがなかったが、最近だけでもすでに3度発生している。人々はまだ時間があると思っているが、気候の変化は多くの人の想像よりも速い」と語った。「海洋熱波」とは、数日から数年にわたり海水の極端な高温状態が続くことを指す。

養殖の魚は一定量死亡するのが普通だというが、同社のサーモンの死亡率は2018年に17%だったのが、2022年には42%に達しているという。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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