中国「大移動」で1400万台の新エネ車が高速を走る、充電スタンドは足りるのか?―中国メディア

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中国メディアの中国新聞週刊は2日、「1400万台の新エネルギー車(NEV)が高速を走る、充電スタンドは足りるのか?」との記事を掲載した。

中国メディアの中国新聞週刊は2日、「1400万台の新エネルギー車(NEV)が高速を走る、充電スタンドは足りるのか?」との記事を掲載した。

中国では10月1日の国慶節(建国記念日)と中秋節が重なった今年の大型連休、全国各地で自家用車による移動が急増し、高速道路のサービスエリア(SA)では電気自動車(EV)の充電待ちが大きな話題となった。記事によると、北京、杭州武漢長沙広州深センといった主要都市周辺では、9月30日夜から10月1日未明にかけて充電スタンド前に長蛇の列ができ、待ち時間が1~4時間に達したという。

中国の交通運輸部によると、今回の連休の自家用車による移動は延べ18億7000万人と見込まれている。高速道路の1日平均の交通量は7000万台を超え、そのうち1400万台はNEVとみられ、9月30日~10月1日、10月6~7日がそれぞれ充電のピークと予想されている。特に江蘇省、浙江省、安徽省の高速道路では充電需要が過去最高を記録する勢いだという。

今年8月末時点で、中国の全国の充電設備は1734万8000基、バッテリー交換所は4946カ所。河南省などでは国慶節前に充電設備を大幅に増設し、600kW級の高速充電の導入も進んでいる。BYDは5分の充電で400キロ走行可能な技術を発表した。政府当局も充電網の整備を進めつつ、充電上限の調整や少額のクーポンを配布するなどしてドライバーの「不満」の緩和に努めている。

それでも、課題は依然として残っている。全国の高速道路のSAに設置されている充電設備は6万6000基にとどまり、全体の1%にも満たない。市街地での交通の電動化が進む一方で、大型連休の高速道路を利用した長距離移動では「充電難」の発生が避けられない。こうした状況では特に、料金よりも充電速度を重視する消費者が多いのが顕著な傾向として表れている。

記事によると、8000カ所以上あるSAに加え、電力インフラの整った料金所跡地を活用して蓄電池・太陽光・充電を一体化した複合エネルギー拠点を整備する案も浮上しているという。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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