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30日、中国の忠犬が話題となっている。
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2014年12月30日、河南省洛陽市の道端で靴の修理をしている馬さんは下半身が不自由だ。自宅から、店を出す場所までの約1キロの道のりを、自転車のタイヤで作った簡単な車いすで1時間以上かけて移動する。そんな馬さんが坂道を登る際、背中を押してくれるのが、馬さんが飼っている忠犬だ。中国青年網が伝えた。
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馬さんは靴の修理を始めて40年。街の「風物詩」となり、馬さんの横には常に忠犬の姿がある。現在、馬さんの「相棒」を務めているのは2歳のメスの雑種。名前はなく、いつも馬さんの後をついて、馬さんが「オイ!」と言うと、駆け寄ってくる。この犬の母犬も、馬さんが飼い主で、十数年飼い、この犬を生んですぐに死んでしまったという。
馬さんが飼っている犬が物分かりが良いことは街でも有名で、店番をするだけでなく、冬になると馬さんの足を温めてくれるという。そして、馬さんが坂道を登る時には、前足を使って後ろから背中を押し、まさに「バックアップ」する。街の人はそんな風景を毎日のように目にしている。
取材当日、昼食の時間になると、忠犬が姿を消した。馬さんによると、生活が厳しく、昼食は年中、饅頭(中国蒸しパン)か近所のスーパーで買ったビスケットのみ。忠犬にあげる餌はなく、昼になると忠犬は自分で餌を探しに行くという。「犬は近所のレストランの人と顔見知りで、残飯をもらえる。迷惑をかけることもない」と馬さん。そんな会話をしていると10分後に忠犬が戻ってきた。
客が来た時も、忠犬はおとなしく、目を閉じて横で伏せ、時々目を開けて、修理が終わっていれば、うれしそうに立ち上がり、終わっていなければまた目を閉じて、静かに待っていた。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/TF)
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