2014年12月26日、中国人観光客のマナーが世界各地で問題視される中、今度はタイで三輪タクシーを乗り逃げした、と伝えられた。相次ぐ醜態に中国のネットユーザーは「とんだ恥さらしだ」「素養なき者は海外に出るな」などと、非難のトーンを強めている。

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人民日報（電子版）などによると、今月21日にタイ北部のチェンライで酒に酔った中国人観光客が路肩に停めてあった三輪タクシーを「乗り逃げ」した。この中国人は「鍵がかかっていなかったので乗った。途中でチェーンが切れたので乗り捨てた」と話している、とされる。

タイでは今月中旬、バンコクの王宮で壁画前の柵を中国人観光客のグループがふざけて倒し、問題となったばかり。現場にいた係員が注意すると、中国人グループは大声で反論。たまりかねた係員が「監視カメラで録画していますよ」と言うと、やっとおとなしくなったという。

タイで繰り返される事態に、中国のネットユーザーは

「タイだけではない。中国人は自国のメンツをつぶすようなことは避けるべきだ。問題を起こした中国人観光客に対しては、本人を含めた家族や友人の写真を公開するなどの処罰を下すべき」

「素養なき者は海外に出るな。まずは人として最低限のマナーを身に付けてから外に出ろ。そして日本人のふりをしろ」

「もう海外で中国人だと名乗りたくない。言えば嫌な目で見られる。なぜ問題ばかり起こすのだ」

「中国人として、タイに行くのが怖い」

「海外に出て初めて分かる。中国人の印象がいかに悪いのか。とんだ恥さらしだ」

などと厳しく批判するコメントを相次いで寄せた。

その一方で

「中国人観光客の数は圧倒的に多いのだから、トラブルが多いのも当然だろ」

「中国人観光客がいなくなったら、タイで多くの人が失業する。タイでトラブルを起こしているのは何も中国人だけではない」

などと擁護する声もあった。（編集/KU）