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APECブルー、小保方晴子…2014年をキーワードで振り返る―中国メディア

Record China    2014年12月26日(金) 13時13分

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24日、中国メディアは2014年をキーワードで振り返った。写真はアイス・バケツ・チャレンジ。

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2014年12月24日、科学技術は時間を超え、私たちに人類社会の未来を覗かせてくれる。APEC北京会議期間中に見られた青空は「APECブルー」と呼ばれ、煙霧が対応可能であることを示した。無人探査機の彗星着陸は、太陽系の起源を明らかにする初めの一歩となった。イノベーションをリードするジャック・マー馬雲)の活躍は、中国の起業時代の到来を告げた。

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米誌「サイエンティフィック・アメリカン」の中国語版「環球科学」はこのほど、今年度の10大科学技術キーワードを発表した。科学技術分野で今年話題となり、科学技術史上の節目となるキーワードをご紹介する。

▽「APECブルー」

11月、アジア太平洋経済協力(APEC)会議第22回非公式首脳会議が北京で開かれた。会議期間中、姿を消して久しかった青い空と白い雲が再び現れ、「APECブルー」として中国さらには世界で話題となった。

▽エボラ

2月に始まったエポラ熱の流行は、シエラレオネやリベリア、ギニアなどのアフリカ諸国に大きな損害を与え、米国やスペインなどの欧米の国にも波及し、一時世界にパニックを引き起こした。世界保健機関(WHO)の統計によると、エポラ熱の感染患者と疑似症患者は12月までに2万人近くに達し、犠牲者は6000人を超えた。

ワクチンと効果的な治療法がない中で、エボラとの戦いは依然として激しく続けられている。アフリカでエボラと戦う医療従事者の中で、中国の力が注目を集めている。

MH370

3月8日、マレーシア航空MH370便が航空史上に名を残した。史上最大の悲劇のひとつであると同時に、航空史上最大の謎となる可能性がある。

科学者の深海に対する理解は、月面や火星の地表に対する理解よりも少ないと言われる。MH370の失踪の謎が解けるかは、世界各国の捜索救助能力に対する挑戦であると同時に、海洋探索に対する挑戦ともなっている。

▽遺伝子組み換え

12月3日、4人の科学者がニューヨークで「我々は遺伝子組み換え食品を受け入れるべきか」をテーマに議論した。議論開始前、遺伝子組み換えの賛成者、反対者、未決定者の比率は32%、30%、38%だったが、この比率は議論後、60%、31%、9%になった。

▽小保方晴子

日本の女性科学者・小保方晴子氏の率いる研究チームが1月、まったく新しい万能細胞・STAP細胞の作製に成功したと発表した。だが論文発表後まもなく、様々な疑問が向けられるようになった。日本側はこれを調査し、小保方氏の論文中に実験のデータや結果に改ざんやねつ造などの不正行為があったことを認めた。8月、小保方氏の指導役だった笹井芳樹氏が命を絶ち、小保方晴子氏とねつ造スキャンダルは世界的な話題となった。

▽彗星への着陸

欧州宇宙機関の彗星探査機「ロゼッタ」が8月、10年の飛行を経て、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)に追いついた。11月12日には着陸機「フィラエ」を投じて彗星表面に着陸させた。彗星への探査機着陸は初めてとなる。科学者らは、今回の探査活動で太陽系の起源の謎に迫り、地球上の水と有機物が彗星から来たかを確認したいとしていた。ロゼッタとフィラエの送り返した情報から、科学者らはすでに、地球上の水は彗星から来たものでないことをほぼ確認した。

▽モバイル医療

モバイル医療とは、携帯電話やタブレット、ウェアラブルデバイスなどのモバイル通信技術を通じて医療サービスや情報を得る新たな方式を指す。中国でもモバイル医療には注目が集まっている。モバイル医療をテーマとした様々なフォーラムが開かれ、アプリケーションやスマートデバイスが次々と打ち出され、巨額の投資を受けるスタートアップ企業も出てきている。

モバイル医療の登場は、均衡を欠いた医療体系を大きく改善し、病院のサービスの方式や方向を変えるものとなる可能性がある。だが加熱の一方では、モバイル医療にまだ統一的な産業規範や基準がないという問題もあり、リスクの可能性を投げかけている。

▽ジャック・マー

今年の9月19日以降、中国にもついに、市場価値でアップルやマイクロソフト、Google、IBM、インテルなどの世界の有名企業と並ぶインターネット系企業ができた。馬雲とその作り上げた電子商取引環境は、インターネット技術と新業態が急速に発展する中、中国に「起業時代」が到来したことを示している。ジャック・マーはこの時代のリーダーと言える。

▽アイス・バケツ・チャレンジ

8月、米国から始まった「アイス・バケツ・チャレンジ」が数日で世界中に広まった。今年最も話題となったトピックの一つと言える。この活動の結果、わずか10日余りで、米国では、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の研究と治療のための寄付金が400万ドル(約4億8000万円)以上集まり、中国でも800万元(約1億5000万円)余りが集まった。さらに重要なのは、有名人の効果とソーシャルメディアの急速な広がりによって、ALSという希少疾患により多くの人々が注目し、理解を深めたことにある。

▽インターステラー

11月、SF映画「インターステラー」が公開されると、敷居が高いと思われていた理論物理学の問題を、普通の人が考え、知りたいと思うようになった。ブラックホールに落ちるとどうなるのか。5次元の5つ目の座標は何か。同作品によって引き起こされた科学ブームは、人々の間で急速に広まった。(提供/人民網日本語版・翻訳/MA・編集/武藤)

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