2014年12月22日、中国のネットショップで最近、英デュレックス社製の避妊具が激安価格で大量に出回っている。すべてニセモノであり、穴あきなどの粗悪品だという。中国紙・新京報が伝えた。

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デュレックス社製のコンドームの価格は、最低でも1個2元（約40円）。12個入りだと24元（約480円）だが、中国のショッピングサイトでは12個入りが5元（約100円）、3個入りは1．5元（約30円）で販売されている。某ネットショップでは12個入りがわずか4元（約80円）で販売され、最近の取引数量は243箱となっている。

この激安避妊具は正規のデュレックス社製品ではない。正規品と比較すると外箱の文字が不鮮明であり、個別包装の切口がギザギザで、避妊具そのものが黄色く変色していて、強い刺激臭があるのが特徴。

問題なのは、12個入りの場合、1〜2個に肉眼で確認できるほどの穴が開いていることだ。これを仕入れたスーパーマーケットや薬局が正規品と同じ価格で販売しているケースも確認されている。こうした粗悪な避妊具には細菌感染の危険性があるだけでなく、水溶性潤滑剤の替わりに人体に有害なシリコンオイルが使用されているため、女性の身体を傷つける恐れもある。ネットショップでは本物かニセモノかを判断する基準は値段でしかない。購入者は避妊具を使用する前に、その安全性を自分の目で確認することが必要だ。（翻訳・編集/本郷）