2014年12月21日、南京事件の犠牲者国家追悼日の13日に盛大な追悼式典を開催したばかりの中国では、反日感情の高まりから日本製品ボイコットを呼びかける声が再び激しくなっている。

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だが、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）には、中国人ユーザーが日本で購入したさまざまな商品を紹介する写真でいっぱいだ。昨年の粉ミルクに続き、今年の紙おむつと、中国人による買い占めが日本だけでなく世界でも問題になっている。

来日した中国人が好んで買うのは、紙おむつだけでなく生理用品、薬品、化粧品、家電製品、衣料品などさまざま。最近では保温機能のある水筒や抹茶味のスイーツ、健康食品も大人気だ。中国で販売されている日本製品の価格は高く、しかも本物ではない場合も多い。だが、中国人が直接日本から持ち帰った商品は本物だ。商売上手な中国人がこれを見逃すはずがない。中国人観光客が円安を味方にして、日本各地で国内需要のある商品を大量に購入しているのは、こうした背景によるものだ。

もちろん、この状況を快く思っていない中国人も少なくない。「中国人がカネをばらまくことで、日本経済を助けることになる」「日本製品を買うやつは売国奴だ！」と非難する声も多い。日本製品を求める人々はそんな声にこう反論する。「あなたはきっと若くて、結婚もしていなければ、子供もいないんだろう。だからそんなことが言えるんだ。愛する家族に安心で安全なものを与えたい。それの何が悪い？」「中国の製品が日本と同じレベルなら買うさ！そんなものがあったら教えてくれよ」（翻訳・編集/本郷）