Record China 2007年7月21日(土) 15時29分
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2007年7月20日、人民日報のウェブサイト「人民網」が、茅台(マオタイ)酒や五糧液に代表される白酒(パイチュウ)は、高値のビンテージ物の多くが調合によるニセモノだという業界の暴露話を報道した。
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2007年7月20日、人民日報のウェブサイト「人民網」が報道したところによると、茅台(マオタイ)酒や五糧液に代表される白酒(パイチュウ)は、高値で取引されるビンテージ酒に調合によるニセモノが横行しているという。先ごろ広東省で行われた酒博覧会に出展していた酒造業者がメディアに暴露した話として伝えた。
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この酒造業者は、四川省で白酒を醸造している中小企業。年間6千tを某大手酒造会社に卸売りしている。自社ブランドを販売しても儲からない中小業者は、生き残るためには大手に格安で卸して経営を維持するしかないという。
大手メーカーは酒の味を調整するブレンダーを置き、複数の中小業者から“桶買い”した酒を調合して瓶詰めし、大手ブランドのラベルを貼って出荷している。中には20年、30年物のビンテージ酒に化け、1本数千円、数万円の高値で販売されている例もあるらしい。このからくりが成功するかどうかは、ひとえに調合するブレンダーの舌にかかっているという。
前出の業者は「年代物かどうか、飲んだ人間にわかるわけでなし、機械でも製造日は検出不能。ラベルは好き勝手に貼りたい放題だ。百歩譲って中小のメーカーから本物のビンテージ酒を買い集めて販売しているとしても、市場に出回っているビンテージ酒があまりに多すぎて不自然」と話す。
メディアが取り上げたニュースが発端となり、メーカーへの立ち入り調査が始まるケースが多い中国の食品業界。消費者を欺くインチキ白酒に調査のメスが入る日も近いかもしれない。(翻訳・編集/WF)
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