日本兵による米兵虐待描写の映画、日本公開はNGの可能性も?=米紙報道に、米国ネットは「ばかばかしい議論」

Record China    2014年12月9日(火) 8時36分

拡大

8日、米女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが監督した映画「アンブロークン(原題)」の日本と中国での公開について、配給元の映画会社が頭を悩ませているとの報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。写真は都内の映画館。

(1 / 2 枚)

2014年12月8日、米女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが監督した映画「アンブロークン(原題)」の日本と中国での公開について、配給元の映画会社が頭を悩ませているとの報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。

その他の写真

米紙ロサンゼルス・タイムズは先月30日、アンジェリーナ・ジョリーさん監督の「アンブロークン(原題)」について、配給元の映画会社が日本と中国での公開について苦悩していると報じた。同作品は、第二次世界大戦で旧日本軍の捕虜となった米兵を描いたストーリーで、日本兵から度々虐待されるシーンが含まれている。日本人にとっては神経過敏になる内容であることと、中国での公開は反日感情を煽ることが予想されることから、両国での公開は未定だという。この報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。

「日本人がこの映画に神経過敏になるだろうって?大阪や東京にいる日本人に何人かに聞いてみたが、みんな柔軟な反応を示していたよ。ロサンゼルス・タイムズはリサーチしたのか?」

「ハリウッドは毎年、ナチスの残虐さを存分に描いた作品を出す。日本人も残虐だったんだ。ドイツの捕虜収容所よりも日本の捕虜収容所で命を落としたアメリカ兵の数の方がずっと多い。ドイツ兵は拷問を行わなかったが、日本兵は行った。日本に気を遣う必要がどこにある?」

「この映画は日本ではヒットしないだろうし、北朝鮮では『ザ・インタビュー(金正恩の暗殺計画を描いた米コメディー映画)』はヒットしないだろうね」

「ドイツ人やオーストリア人が『シンドラーのリスト』や『戦場のピアニスト』に対してどんな反応を示すかを気にしていた映画製作会社の幹部がいただろうか?そんな人たちはいなかったと思うけどね」

「奴隷制度を描いた映画の公開について、アメリカが頭を悩ますことはないのだから、この議論はばかばかしい」

「この作品は最小限のマーケティングしかしなくていいだろうね。監督の才能、歴史的背景、原作本などから考えると、広告を打たなくてもヒットするだろう」(翻訳・編集/Yasuda)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携