北京市副市長が解任

Record China    2006年6月12日(月) 18時29分

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2005年冬、北京の労働者たちを慰安訪問する劉志華氏。

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2006年6月11日、北京市第12期人民代表大会常務委員会の決定により、北京市副市長の劉志華氏が解任された。解任の理由には、「オリンピックの施設建設に関わる汚職ではないか」との憶測がもたれているが、人民代表大会常務委員会ではあくまで、「生活上の腐敗と堕落」であるとし、「過ちを犯したのは事実で、その行為は悪質かつ、社会に多大な悪い影響を与えた」との見解を述べるにとどまり、詳細についてのコメントを差し控えている。

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◇劉志華氏は1949年の4月生まれの遼寧省出身。1984年12月、中国共産党に入党以来、北京市労働局工資処処長(給与局長)、市労働局局長、同共産党組書記、北京市人民政府秘書長などを歴任し、中国共産党北京市第8期委員会委員も務めている。

◇北京市副市長としては、建設、土地不動産の管理、運動、市内鉄道建設関連が主な担当業務で、北京市サッカースポーツ管理委員会の主任を務めたほか、2008年に開催される北京五輪に関係する建設プロジェクトの責任者だった。

◇今回、中国共産党中央紀律委員会及び国務院監査部は、劉志華氏について、党紀律及び政府紀律に違反したとして、立件・審査することを決定。中国では、地方政府の要人が汚職を理由に解任された例は数多くみられるが、「生活上の腐敗と堕落」が理由とされるのは極めて異例のことだ。

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