2014年12月2日、韓国・朝鮮日報は、韓国で中国人観光客が増加していること受け、韓国の旅行会社が正規の通訳ガイド資格を持たない中国の朝鮮族を雇用し、問題化していると報じた。中国・環球時報（電子版）が伝えた。

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こうした「闇ガイド」の多くは韓国での生活経験がない。韓国社会や歴史に対する知識も不十分で、ガイドとしての研修すら受けていないという。

中には景福宮交泰殿の前で「日本人がこの場所で韓国の王妃（明成皇后・閔妃）を殺害した」と案内したり、「王妃のルックスを知りたければ5万ウォン紙幣を見るといい（実際に描かれているのは李氏朝鮮期の女流書画家・申師任堂）」と説明するガイドもいる。韓国の体面を汚すような発言をするケースもあるという。

韓国で正規の資格を持つ中国語ガイドは6450人いるが、闇ガイドはほぼ同数存在するとみられている。

「中国人観光客にいかに多くの買い物をさせるか。ガイド本来のサービスよりも、そうした点を重視する旅行会社が少なくない」と関係者は指摘する。また、正規のガイドが資格証を闇ガイドに有料で貸し出すケースもあるという。（翻訳・編集/NY）