中国のイケメン率が日本より高いワケ―中国メディア

Record China    2014年12月3日(水) 16時16分

拡大

1日、中国の学生からよく聞かれる言葉に、「男神」というものがある。日本語ではコミック・アニメで有名な「ああっ女神さまっ」や、アメリカの「自由の女神」など女神は多く使用されているが、「男神」という言葉はあまり使われない。資料写真。

(1 / 2 枚)

2014年12月1日、中国の学生からよく聞かれる言葉に、「男神」というものがある。日本語ではコミック・アニメで有名な「ああっ女神さまっ」や、アメリカの「自由の女神」など女神は多く使用されているが、「男神」という言葉はあまり使われない。女神の男版のことだと思えばなんとなく意味は分かるような気がする。日本語では「男神(おがみ)」は日本神話では特に日本を作った伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を指す。

その他の写真

では、中国語にいう「男神」とはどのような男性なのか同僚の女性の先生に聞いたところ、2つあって、1つは自分にとっての「男神」で、もう1つは皆にとっての「男神」があるそうだ。そこで、後者の「男神」が表す概念を調べてみた。「男神」の基準50個というものがあるが、これを7つに分類してまとめてみた。

▼7つの「男神基準」

男らしく、かっこいい。頭がよく、頼りになる。センス良く、明るく爽やかな紳士。適度にロマンチック。私だけを愛してくれる。家庭的。親切で優しい。

中国の「男神」率は日本より高い。日本ではなぜ少女マンガのヒーロー役でしかお目にかかれないような「男神基準」条件の多くを満たす脅威のスペックを備えた「男神」が中国・北京に多く実在するのだろうか。男神の条件からほど遠い日本男性である私の視点から、中国には何故こんな(女性にとって)理想形の男性が(日本に比べて)多いのか、つらつらと考えてみた。

1、北京には高身長の男性が多い。

中国では北の人が大きく、南の人が小さいというのは良く知られている。調べたら、更に都会と農村では約5cmもの身長差がある。もちろん栄養状態の良い都市の人の方が高身長である。北京の街中で見かける人の背丈は、日本人より大きいものの、日本人とはさして変わらないように感じる。北京市街の人口の約半数は地方の農村から北京に出稼ぎに来た人々であるからであろう。以前から北京市が黒龍江省などを押さえて中国の省と特別市の中で平均身長が一番高いことや、北京の男子高校生が大きいのに、北京の大学生が高校生より低くなるのか不思議であったが、今回やっと謎が解けた。

他方、日本は戦後、平均身長が伸びてきているとはいえ既に頭打ちで、「文部科学省の学校保健統計調査・運動能力調査」では、180以上は約10%弱、185以上は1〜2%。日本人男性は、身長条件で殆ど淘汰されてしまう。高身長はいやがおうにも目立ち、ちやほやされるので、勘違いして駄目男になってしまうケースも良くみられる。

2、日本女性に比べて強い女性が多いので、中国の男性は優しい

「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」とはレイモンド・チャンドラーが生み出したハードボイルド小説の私立探偵、フィリップ・マーロウのせりふであるが、幸いにして日本は強くなくても生きてこられたが、中国は弱ければ生きていけない厳しい社会。女性が強いのはごく自然なことだと感じる。

3、日本に比べて女性上位の社会という環境

女性上位の社会・環境・家庭の中で育っている。子供の頃から、お父さんがお母さんの荷物を持ち、お父さんが買い物をし、お父さんが料理を作りという光景が特別ではない環境だ。中国人男子は疑問を持つことなく、ナチュラルに女性に対して優しい。

4、日本女性に比べて中国女性には経済力がある。

中国の女性は日本の女性と比べて経済力がある。女性は男性に我慢しなくてもすむ。男性が一寸でも浮気をすると、ほとんどの女性が躊躇いもなく離婚を選ぶ社会である。女子学生にアンケートをとっても、日本人の女子学生は少しぐらいなら目をつむるという学生がかなりいるが、中国人の女子学生になると、一回限りの遊びでもほぼゆるさない。

近年、日本の男性の収入が減ってきたことや、日本の女性も昔に比べて経済力をつけて「強く」なってきたこと等も関係あるのだろうが、日本男性も優しくなってきていると言われる。しかし、それでもまだまだ日本の男性は中国の男性に比べると、妻に優しい(ジェントルだ)とは言えないと感じる。以前、中国の女性に、「日本人の男はどうしてこうも亭主関白なのか」と聞かれた際、「日本男性も、心では妻をとても愛しているんだよ」と答えたのだが、「心は態度・行動に表れる」と言い返えされ、二の句が継げなかった。

もし、中国人の男性にご不満の中国人の女性がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、日本人の男性をどうぞ。それにしても、日本に中国基準の「男神」があちこちに現れる日はいつ来るのであろうか。(提供/人民網日本語版・執筆/津田量・編集/武藤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携