人工肉ハンバーガー、来年にも発売予定―中国紙

Record China    2014年11月23日(日) 20時42分

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18日、アジアの有名投資家・李嘉誠氏はバイオテクノロジー分野に並々ならぬ興味を抱いており、さきに卵を使わない植物性マヨネーズ(ベジマヨネーズ)を香港で売り出したのに続き、このほど新たな科学技術イノベーションをうち出した。資料写真。

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2014年11月18日、アジアの有名投資家・李嘉誠(リー・ジアチョン)氏はバイオテクノロジー分野に並々ならぬ興味を抱いており、さきに卵を使わない植物性マヨネーズ(ベジマヨネーズ)を香港で売り出したのに続き、このほど新たな科学技術イノベーションをうち出した。米国の科学技術食品会社インポッシブル・フーズが製造した「人工肉ハンバーガー」(ベジバーガー)で、香港で試食イベントも行われた。来年中に米国で先行発売し、続けてアジアでも販売される予定という。京華時報が伝えた。

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インポッシブル・フーズは米スタンフォード大学出身の生物化学研究者が創業したベンチャー企業で、植物性タンパク質に含まれる分子を利用して食用肉や乳製品を製造する研究を主に手がけている。今月には、李氏傘下の投資会社・維港投資から再び出資を受け、グーグルビル・ゲイツ氏傘下の投資会社と合わせた出資額は計7500万ドル(約88億円)に達した。

インポッシブル社の創業者のパトリック・ブラウン氏は、「人工肉ハンバーガーは天然の植物性原料100%でできた食品で、動物性原料や添加物は一切入っていない。含まれるタンパク質、鉄分、ビタミンは動物性原料でできたハンバーガーよりも多く、それでいてコレステロールはゼロだ」と話す。

またブラウン氏は、「人工肉ハンバーガーはホウレンソウ、小麦、大豆から抽出した成分で作られており、今はさまざまな種類の植物性原料や乳製品で食感や味を試しているところだ」と話す。新しい物好きの李氏はバーガーの試食はもちろん、重要な原材料であり、植物性原料で作られた牛血清そっくりのヘム(赤い色素)の液体を舐め、このバーガーに「あり得ない!(インポッシブル!)」との評価を与えたという。

インポッシブル社は現在、牛肉風味の人工肉ハンバーガーの試食事業を率先的に進めており、15年中に米国市場で発売する計画だ。現段階では、1個あたりの製造コストは10ドルほどで、将来は維港投資との協力を視野に入れて、アジア地域にも製造ラインを増やしたい考えだという。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)

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