Record China 2014年11月11日(火) 5時16分
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8日、中国で子供たちの自殺が相次いでいる。学校で教師から授業態度の悪さなどを責められたことが自殺の原因だという。資料写真。
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2014年11月8日、新華社は中国で大きな社会問題になっている子供の自殺を主題にした記事を掲載した。
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今月4日、湖北省武漢市の中学校で、授業態度の悪さを担任教師から注意された2年生の男子生徒が、その直後に校舎4階にある教室から飛び降りて死亡した。「親に学校へ来るよう言いなさい」と教師に命じられたことが自殺の引き金になったという。10月には江西省で8歳の女児が「宿題ができない。先生の体罰が怖い」との理由で農薬を飲み自殺した。9月6日には同じく江西省で中学生の自殺が2件発生。8月には遼寧省で軍事訓練期間中の態度が悪いと教師から批判され、訓練中止を言い渡された女子高生が帰宅後に投身自殺した。
今年に入り、子供たちの自殺が相次いでいる。いずれの場合も教師から批判や注意を受けたことが原因だ。国家1級心理カウンセラーの沈夢(シェン・モン)氏は、「今の子供たちには精神的ストレスに対抗する力が欠けている」と指摘。「心に抱えているマイナスの感情を外に出さず、ずっとため込んでいると、何かの拍子に自殺などの衝動的な行動に走りがちだ」と説明している。
長年教育管理事業に携わっている湖北省襄陽市人民路小学校の夏天会(シア・ティエンホイ)校長は、「担任教師は児童生徒1人1人の性格を十分に把握すべき。『親を学校に呼ぶ』というような子供に精神的圧力をかける言葉を安易に使ってはならない」と訴えている。(翻訳・編集/本郷)
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