<福田元首相訪中>日中首脳会談実現への布石だが、対立解消への道のりは遠い―香港メディア

Record China    2014年10月30日(木) 3時47分

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29日、福田康夫元首相は同日、中国北京市で習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談した。11月に同市で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での日中首脳会談実現への布石とみられるが、関係改善への道のりは遠いようだ。写真は天安門広場。

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2014年10月29日、香港・中評社によると、福田康夫元首相は同日、中国北京市で習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談した。11月に同市で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での日中首脳会談実現への布石とみられるが、関係改善への道のりは遠いようだ。環球時報(電子版)が伝えた。

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福田氏の訪中前、日中関係緩和の動きは加速していた。麻生太郎財務相は22日、中国の張高麗(ジャン・ガオリー)副首相と非公式会談。APEC期間中の日中首脳会談の実現、両国の「戦略的互恵関係」の回復を呼びかけた。

長期的な硬直を経て、日中関係に雪解けの兆しが見えたのは不思議ではない。しかし、表面上は歩み寄りが見えたようで、水面下では依然深い対立が続いている。原因は近代以降の日中間の歴史的怨念に由来するが、大部分はアジア・太平洋地域政治の変遷に基づくものだろう。

第二次世界大戦後の国際秩序、アジア・太平洋戦略の変化に直面し、中国、米国、日本は難しい調和と対立を抱えてきた。これらの解消は難しく、日中関係に雪解けの兆しが見えたとしても、恒久的な平和を築くには基礎がまだ固まっていない。(翻訳・編集/AA)

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