Record China 2014年10月29日(水) 19時45分
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28日、中国で就労する外国人は、外国人に対する報酬としては世界で最も高い額を受け取っていることが明らかになった。HSBCが発表した最新調査報告によると中国で働く外国人のうち、年間30万ドルを上回る報酬を受け取っている人は約4分の1に達した。資料写真。
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2014年10月28日、中国で就労する外国人は、外国人に対する報酬としては世界で最も高い額を受け取っていることが明らかになった。HSBCがこのほど発表した海外駐在員に関する最新調査報告によると中国で働く外国人のうち、年間30万ドル(約3200万円)を上回る報酬を受け取っている人は約4分の1に達した。経済が急成長している中国では、外国人にかなり高い報酬が支払われる一方で生活費は依然、比較的安い。中国で働くことでより多くの報酬が得られる状況は、外国人が中国への赴任を承諾する上で大きなモチベーションとなっていることは間違いない。北京青年報が伝えた。
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HSBCの調査は、委託された調査会社YouGovにより、今年4月から5月にかけてHSBCオフショアバンクの顧客計9288人を対象に行われた。海外34カ国・地域で生活する外国人の意見を取りまとめたこの調査では、「現地での居住体験」「経済状況」「子供の扶養・教育」の3分野が主要指標として設けられた。
報告によると、「中国で生活するようになってから購買力が高まった」と答えた人は76%に達し、「年間報酬30万ドル以上」が約4分の1を占めた。この額は外国人の収入を国別で比較した場合、どの国よりも高い。調査対象者の多くは、「中国で仕事をする理由は、より良いキャリアアップを追求したいから」と答えた。
外国人に対する調査のうち、収入、財産、可処分所得など「経済状況」の面で中国はトップに立った。「現地経済に対する満足度」については第5位。「居住体験」は26位。「子女の扶養・教育」の指標では12位だった。
中国に住む外国人の多く(85%)は、「中国の経済状況について満足している」と答えた。この割合の世界平均は62%にとどまった。また、今後このような趨勢が変わる可能性は極めて低いという認識が広く行き渡っており、「中国は今後も持続的に成長する」と予想する人が過半数を占めた(世界平均は33%)。
経営者であれ、従業員であれ、外国人の53%が「中国には、より良いキャリアアップのチャンスがある」との見通しを持っていた(世界平均は38%)。また、「中国では、より充実した社会的営みを送ることができる」と答えた人は43%に達した(世界平均は28%)。
このほか、中国の教育に対する試みについても肯定的に受け止められていた。子供を持つ外国人の約3分の2(65%)は、「中国の教育の質は、かなり高まった」と感じており(世界平均は46%)、62%の人が「子供の就学において、何の問題も発生しなかった」と答えた(世界平均は41%)。
HSBCが取りまとめた「2014年最適派遣先ランキング」によると、第1位から5位までは順次、スイス、シンガポール、中国、ドイツ、バーレーン。英国は最下位から2番目、エジプトが最下位。中国台湾は8位、中国香港は10位だった。中国人の海外派遣先として特に人気が高い米国は30位と、あまり良い結果ではなかった。
このHSBCの調査は、外国企業の現地法人のトップ層が主な調査対象となっていることから、その結果が「全てを代弁している」とは言えない。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/kojima)
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