東京国際映画祭で快挙の中国映画、ファン・ビンビンらのSNS投稿で審査に疑惑の声

華流    
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5日に閉幕した第38回東京国際映画祭でコンペティション部門受賞作となった中国映画「春の木」を巡り、女優2人のSNSへの投稿が注目され、その審査にさまざまな臆測が飛び交っている。

5日に閉幕した第38回東京国際映画祭でコンペティション部門受賞作となった中国映画「春の木(春樹)」を巡り、女優2人のSNSへの投稿が注目され、その審査にさまざまな臆測が飛び交っている。

映画「春の木」は今回、チャン・リュル(張律)監督が最優秀監督賞、ワン・チュアンジュン(王伝君)が最優秀男優賞とダブル受賞を達成。しかし一部の中国エンタメメディアは、主催側の発表前からワン・チュアンジュンの受賞の話題がすでにネット上を騒がせていたと報道。映画での出演時間は40分余りとほぼ助演男優扱いのワン・チュアンジュンが女性主人公を演じたバイ・バイハー(白百何)を差し置いて受賞を決めたことについても、ネットでは疑問の声が噴出した。

バイ・バイハーは3日、中国のSNS・微博(ウェイボー)に「こんな操作があるのか」と審査の不透明な操作への不満とも思える言葉を投稿。5日、実際の受賞結果がこの主張の裏付けになったと、ウェイボーではトレンドランキング上位を独占する話題になった。なお、バイ・バイハーは6日にもウェイボーへ長文を投稿。「春の木」のプロデューサーから3日、「受賞はなくなったので帰国していい」と言われたにもかかわらず、その後の驚くべき展開に「私を完全に除外したと思える」などと記した。

この話題についてマレーシアや台湾メディアは、今回の審査員を務めた映画監督でプロデューサーのウェン・イエン(文晏)に対し、上海芸能界が圧力をかけ、今後の映画プロジェクトへの投資を盾にワン・チュアンジュンへの賞の授与を要求したのではないかと報じた。

名前が映画タイトルにもなっているヒロイン1人が取り残された形になったが、同じくコンペティション部門に主演のマレーシア映画「母なる大地(地母)」が出品された女優ファン・ビンビン范冰冰)も同様にSNSで審査の裏側を指摘する投稿をし、注目を浴びている。

こういった動きにネット上ではバイ・バイハーとファン・ビンビンに同情を示す声が多い。ファン・ビンビンは寄せられた声に対し、「不公平に遭遇した時は、それを普通のことだと考えなさい。公平に遭遇した時は、それを幸運なことだと考えなさい」と意味深なコメントを返したことも話題となっている。(Mathilda

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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