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中国は2026年に4隻の宇宙船を打ち上げる。写真は「神舟21号」。
中国は2026年に宇宙貨物船「天舟10号」、有人宇宙船「神舟22号」「神舟23号」「夢舟1号」の4回の飛行ミッションを実施する計画だ。このうち、「夢舟1号」とそれを打ち上げるキャリアロケット「長征10号A」はいずれも初飛行となることが、中国有人宇宙事業弁公室への取材で分かった。中国有人宇宙事業弁公室は1日、4回の飛行ミッションのロゴデザイン募集を開始した。
計画によると、来年は文昌宇宙発射場から天舟10号と夢舟1号を打ち上げる予定。うち天舟10号は打ち上げ後、宇宙ステーションのコアモジュール後方ポートにドッキングし、主に宇宙飛行士の滞在物資、船外活動用宇宙服などの物品、プラットフォームの安全運用を支える保守部品や推進剤、応用任務の各種ペイロード・試料などを輸送する。また、軌道上の廃棄物を積み込み、帰還時に焼却処分する。
また、夢舟は神舟シリーズを全面的にアップグレードして開発された次世代の有人宇宙船で、モジュール化設計を採用し、帰還モジュールとサービスモジュールから構成され、宇宙ステーションと地球との往復輸送を担う。夢舟1号は長征10号Aで初打ち上げされ、軌道上で宇宙ステーションのコアモジュールのラジアルポートにドッキングする予定。ミッションでは、主に夢舟システム全体の作動状態を検証するとともに、環境評価装置や用品、技術実証製品、長期滞在用資材、応用研究分野の実験モジュール、研究装置などを輸送する。
計画によると、中国は来年、さらに酒泉衛星発射センターから神舟22号と神舟23号を順次打ち上げる。いずれの宇宙飛行士チームも3人構成で、神舟22号は宇宙ステーションのコアモジュールラジアルポートに、神舟23号は前方ポートにドッキングする予定だ。
2回の有人飛行ミッションでは、神舟22号宇宙飛行士チームのうち1人が1年以上の長期滞在試験を行い、船外活動や貨物エアロックからの物資搬出ミッションを実施するほか、宇宙科学実験や技術試験、宇宙ステーションプラットフォームの運用管理、宇宙飛行士の生活支援、科学教育活動などの重要ミッションを担うという。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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