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5日、中国新聞網は、中国サッカー協会が新しい中国代表監督に邵佳一(シャオ・ジアイー)氏を招へいしたと報じた。写真は邵氏。
2025年11月5日、中国新聞網は、中国サッカー協会が新しい中国代表監督に邵佳一(シャオ・ジアイー)氏を招へいしたと報じた。
記事によると、同協会は5日に通知を出し、公開選抜を行った結果、邵氏を新しい代表監督に招へいすることを決定した。新監督の選抜に当たって協会は、中国代表の競技レベルと国際サッカー連盟(FIFA)ランキングの持続的な向上、そして「2030年ワールドカップ(W杯)出場」という目標を掲げていた。
邵氏は1980年生の45歳。ポジションはMFで、1998年に中国プロサッカーリーグ・北京国安でデビューした。2003年には独ブンデスリーガのTSV 1860ミュンヘンに移籍して以降、同国内のクラブを渡り歩き、独1、2部で計168試合に出場した。12年に北京に復帰し、15年に引退した。
中国代表では2000年にデビューし、国際Aマッチ41試合に出場して8得点を記録。02年W杯日韓大会にも代表メンバーとして選ばれ、04年のAFCアジアカップでは3得点を挙げて準優勝に貢献した。引退後は北京のスタッフを務めた後、U-19代表のアシスタントコーチなどを歴任。昨年7月には中国スーパーリーグの青島西海岸の監督に就任した。
中国代表監督は昨年2月に就任したイバンコビッチ監督が今年6月に解任されて以降、空席となっていた。協会はコストの高い外国人監督を招く方針を転換し、指導者としてのキャリアを歩み始めた「レジェンド」にチーム再建を託す形となった。
この件について、これまでの中国代表と中国代表監督の経緯もあって中国のネットユーザーからは冷ややかなコメントが続々と寄せられている。まず「痴人の夢だ」「夢から覚めなさい」「達成不可能な目標を掲げるのは、実務の放棄だ」「せいぜい5年以内にモンゴルに勝つ、という目標が現実的」など、選抜に当たっての目標が非現実的だという声が目立った。
また、中国代表の成功に必要なのは監督の手腕ではなく、中国国内のサッカー競技体系と大衆的な土台であるというコメントのように、監督を交代しただけではどうにもならないという意見もあった。
さらに、中国サッカー界のレジェンドの1人である邵氏を「犠牲者」にするなという声も多く、「終わった。邵佳一まで落とし穴にはめられた」「印象がすごくいい彼が、どうして泥水をすする苦しみを受けなければならないのか」といったコメントが寄せられている。
一方で、「W杯出場できなくてもいい。敢闘精神さえ見せてくれれば」など、これからの中国代表に期待を寄せるユーザーもいたが、その声はごく一部に限られている。(編集・翻訳/川尻)
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