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中国でHPVワクチンが免疫計画に組み込まれる。
子宮頸がんを予防する効果が証明されているヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンが11月10日から中国の国家免疫計画に組み込まれることになった。2011年11月10日以降に生まれた13歳以上の女児は、無料で2価HPVワクチンを接種することができるようになる。子宮頸がんが中国の国民にもたらす負担を軽減する重要な一歩となるほか、「全ての国民が健康」を目指す国の約束履行が促進されることになる。新華社が伝えた。
HPVワクチン接種は、ウイルスの襲撃を阻止し、子宮頸がんを予防する重要なアプローチとなる。子宮頸がんは女性では最も罹患する人が多いがんの一つとなっている。近年、中国では子宮頸がんの罹患率が上昇する傾向があると同時に、若年化が進んでいる。2022年には約15万1000人が新たに子宮頸がんと診断された。また、約5万6000人が子宮頸がんが原因で亡くなっている。
政策では、各地の13歳以上の女児が無料で2価のHPVワクチンを計2回接種することが可能になる。接種1回目と2回目の間隔は半年だ。
中国国家疾病予防管理局・衛生免疫司の関係者によると、無料接種が可能になったことで、HPVワクチン接種率を効果的に高めることができると期待されている。そして、地域や収入が原因による接種格差が縮小し、ターゲット層が平等に接種を受けることができるようになり、さらに多くの人の健康を守ることができるようになると期待されている。
中国ワクチン業界協会の魏樹源(ウェイ・シュウユエン)会長によると、中国ですでに認可されている国産の2価のHPVワクチンは企業2社が生産しており、年間総生産能力は5500万回本に達し、市場のニーズを満たすことができる。また、これらのワクチンは世界保健機関(WHO)の事前認証を取得している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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