中国の女優リウ・シーシー（劉詩詩）が話題作のドラマ「千里江山図」に出演することが明らかになり、8年ぶりの民国ドラマとして早くもファンの期待を集めている。

9月27日に開催された騰訊視頻の新作発表会で、6月に制作発表されたチャン・ルオユン（張若昀）主演のドラマ「千里江山図」の全容が明らかになった。中国最高峰の文学賞「茅盾文学奨」を受賞したスン・ガンルー（孫甘露）の同名小説を映像化する同作は1933年の上海を舞台にした作品。中国共産党地下組織の秘密会議が漏えいし、出席者の半数が逮捕される事件が発生した後、主人公の陳千里（チャン・ルオユン）が上海へ派遣され、裏切り者の正体を調査するとともに、極秘任務「千里江山図」を完遂するまでを描く。

投資額の大きいS＋（エスプラス）作品の「千里江山図」は俳優チェン・ダオミン（陳道明）がプロデュース・出演するなど話題が尽きないが、新たにリウ・シーシーの出演が明らかになった。ヒロイン的な存在で、左翼作家兼富豪の遺児ながら地下組織の一員として活動し、陳千里の部下でもある凌汶を演じる。

近年は「一念関山」や「掌心」など時代劇作品が続いたリウ・シーシーだが、民国ドラマは2017年配信の「黎明決戦」以来となるため、ファンの期待も大きい。なお、「千里江山図」ではグアン・シャオトン（関暁彤）、ワン・チュアンジュン（王伝君）、チャン・ヨウハオ（張宥浩）らの出演が明らかになっている。（Mathilda）