11％に2人目を生む権利！「一人っ子政策」の規制緩和で各地方に条例―中国

2007年7月10日、一人っ子政策を管理する人口計画生育委員会報道官、政策法規課課長の于学軍（ユー・シュエジュン）氏はインターネット交流会に参加、一人っ子政策の例外規定を紹介し、現在約11％の中国人が2人以上の子供を生むことが出来ると明かした。

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于報道官によると、中国は広大で各地域により経済状況・人口構成が異なるため、一人っ子政策の細則については各省市の条例で決定しているという。例えば、北京市・広東省の条例では「一人っ子同士が結婚した場合、2人まで子供を持つことが出来る」との規定がある。

于報道官は、条件によって2人あるいはそれ以上の子供を持てる家庭が出てくるが、この事実は決して一人っ子政策の変更を意味するものではないと話した。また2人目を生む権利を持つ市民に、行政が生まないように圧力をかけたり、あるいは生むように奨励したりすることもありえないと指摘、一人っ子政策は市民の出産の権利を明確に定めたものであり、その範囲で市民が選択することに政府は関与しないと述べた。（翻訳・編集/KT）