チョン・イーが思う俳優、役柄、武侠とは?インタビューで本音―中国

華流    
facebook X mail url copy

拡大

人民日報が16日、俳優チョン・イーの単独取材映像を公開し、ネットでトレンド入りの注目度となった。

(1 / 2 枚)

中国の人民日報が16日、俳優チョン・イー成毅)の単独取材映像を公開し、ネットでトレンド入りの注目度となった。

その他の写真

約45分の尺でまとめられた映像には、「俳優デビューのきっかけ」「演じてきた役柄への思い」「俳優という職業への理解」「武侠に寄せた希望」「ファンへの感謝」「憧れの人」など、多岐にわたる対話内容が盛り込まれた。

その中で特に思い入れが強かった「俳優と役柄への思い」の質問に対し、チョン・イーは「演じることを愛しているから俳優になれた」としながら「役柄の一つ一つがそれぞれ違うお花のような存在」と例え、職業への情熱と役柄を深く繊細に感じ取る共感力の高さが表された。「芸能人と道徳問題」の質問では、「役者になる前に一人前の人間にならないといけない」とし、公人の立場にある俳優の職業倫理を明確に自覚していることが受け止められた。

また、チョン・イーが主演を務めた「蓮花楼」と「赴山海」の連続ヒットで再脚光を浴びている武侠ドラマの話題では、「武侠の核心は責任と義理であり、これは現代人にも通じる価値観」とし、「もっと多くの人に中国武侠を知ってもらい、ドラマを通して武侠文化の推進を図っていきたい」と意気込みを語った。

インタビューは苦労を重ねていた無名時代を振り返り、チョン・イーは「待機状態が長かった時は脚本を読み込んだり、演技を磨いたり、アクションのトレーニングを重ねたりした。このおかげでドラマでデザインされたアクションシーンをこなし、役に憑依(ひょうい)することができた」と、地道に準備することの大切さを述べた。

ファンの関心が多かった「プライベートの過ごし方」では、「家族と一緒にいたり、1人でぼーっと過ごすのが好き」とし、ストレスがたまった時は「ドカ寝」で解消していると打ち明けた。また、時々ドジっている自分を「演技には夢中になるが、他に対しては性格が慢熱(感情の盛り上がりが遅い)で、気の緩みがある」と告白しながら「でもなるべく迷惑をかけないように注意している」と付け足した。

有力メディアの単独インタビューでチョン・イーの前向きなプロ意識や地に足の着いた考え方、文化発信への積極的な姿勢などが紹介され、ドラマ「赴山海」の配信で遭遇していたネット暴力や誹謗(ひぼう)中傷の影響が幾分解消されたもようだ。


中国のネット上では「『まずは一人前の人間になること』『愛しているから役者としていられた』『情熱を注ぎ、役柄を尊重し、視聴者を裏切らない』。チョン・イーからたくさんの金句を学んだ」「落ち着いて、自分自身と真摯(しんし)に向き合い、一貫性を持つチョン・イーがすてき」「自分に対しては謙虚で、作品、制作陣へのリスペクトの念を抱いている人間性が好き」「寄り添ってくれたファンを大切に思ってくれてうるっと感動しちゃった」「ストイックでブレないアンディ・ラウ(劉徳華)のファンだと聞いて、なるほどと思った」などの書き込みが殺到した。(翻訳・編集/RR)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

インフルエンサー募集中!詳しくはこちら


   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携