日本のインフルが周辺国に拡散の恐れ?―中国メディア

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16日、北京日報は、日本でインフルエンザの流行が例年より早く始まったと報じた。

2025年10月16日、中国メディアの北京日報は、「日本のインフルが周辺国まで拡散の可能性」とのハッシュタグを付け、日本でインフルエンザの流行が例年より早く始まったことを報じた。

記事は、日本の厚生労働省が3日、全国的なインフルエンザの流行期に入ったと発表したと紹介。10日までに報告された感染者は6013人に達し、100校を超える学校が休校となったとしたほか、9月の入院患者287人のうちおよそ半数が14歳以下の子どもだったと伝えた。

また、温帯地域では通常冬にインフルエンザの流行ピークを迎え、日本では例年11月下旬にピーク期に入るものの、今年は例外的に早くなっていると指摘。オーストラリア・モナシュ大学マレーシア校の分子ウイルス学者ヴィノド・バラスブラマニアム氏が「例年より5週間早く始まっている」としたほか、世界保健機関(WHO)インフルエンザ研究協力センターのイアン・バー副所長も、「10月に感染例が出ることはあるが、流行開始がここまで早いのは異例だ」と述べたことを紹介した。

記事は、専門家らが感染ピーク期の前倒しについて、新型コロナウイルスの流行後に国際的な移動が増えたことを一因になった可能性として挙げていることを紹介。日本国内で流行しているウイルス株の詳しい情報はまだ公表されていないものの、バー氏は日本への旅行者が多いオーストラリアとニュージーランドでこの2カ月急増しているA/H3N2亜型によるものと見ていることを伝えた。

その上でバー氏が「これから暖かい季節に入る南半球では、感染の勢いは次第に弱まる。日本での流行が世界的なパンデミックに発展する可能性は低いが、日本から周辺諸国や旅行経路上の国々へ拡散する恐れはある」と述べ、これから冬を迎える地域での流行拡大に警戒するよう呼びかけたと報じている。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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