英国は、中国の複数の石油精製会社をロシアのエネルギー業界を支持したとして制裁対象リストに追加しました。これについて、中国外交部の林剣報道官は10月16日の定例記者会見で、「中国は国際法による根拠に基づかず、国連安全保障理事会の承認も受けていない一方的な制裁には一貫して反対しており、英国側の今回の措置に強い不満を表明し、英国側に厳重な抗議を行った」と述べたほか、「ウクライナ危機問題において、中国は一貫して和解を呼びかけ、話し合いを促すことに尽力しており、中ロ企業間の正常な交流と協力は妨害や影響を受けてはならない」と表明しました。

林報道官はまた、中国のロシア産原油購入に関する米国大統領の発言について、「中国がロシアを含む世界各国と正常な経済貿易とエネルギー協力を行うことは正当かつ合法的な行為である。米国のやり方は典型的な一方的いじめ行為、経済的脅しであり、国際経済・貿易ルールを深刻に損ない、世界の産業チェーンおよびサプライチェーンの安全と安定を脅かしている。われわれは米国がなにかにつけて中国を批判することに断固反対し、中国に対して不法な一方的制裁と『ロングアーム管轄』を行うことに断固反対する」と述べました。

林報道官はまた、「中国側の正当な権益が損なわれることになれば、中国は必ず断固たる対抗措置を取り、自国の主権、発展、安全保障の利益をしっかりと守っていくことになる」と指摘しました。（提供/CRI）