抗日英雄の日本人、帰国後「裏切り者」と冷遇されたが、それでもなお彼らが胸に秘めた思いとは―中国メディア

Record China    2014年10月27日(月) 8時34分

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23日、環球時報は日中戦争時に中国の八路軍と共に抗日戦線に参加した立った日本人について伝えた。写真は中国人民抗日戦争記念館のモニュメント。

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2014年10月23日、環球時報(電子版)は、日中戦争(抗日戦争)時に中国の八路軍と共に抗日戦線に参加した日本人について伝えた。

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中国民政部が9月に公表した「抗日英雄300人」のリストには、日本人である宮川英男氏(1918−1945)の名が記載されている。リストに記載された日本人は宮川氏のみだが、中国の抗日戦線に参加した日本人は少なくとも1500人はいた。その多くは捕虜になり、思想教育を受けたのち、八路軍に参加している。

日本人が扇動工作することで、日本兵の中には戦いが嫌になり、内輪もめや部隊から逃げる兵士も現れたという。

終戦後帰国した彼らは、平和主義者や対中友好人士として活躍。戦争の残酷さや侵略戦争を目の当たりにし、「中国と友好的に接するべきだ」との立場を堅持した。

一方で、帰国後に「裏切り者」のレッテルをはられ、不公平な待遇に遭う人が多数を占めた。政府から監視を受け、まともな仕事に就くこともできずに貧困を極めた。さらに、嫌がらせや脅迫を受けることもあった。だが裏切り者と呼ばれることよりも、この世を去った後、戦争を経験していない日本人や戦争を軽々しくとらえている日本人が隣国と友好的に交流して行けるかどうかの方が心配だという。(翻訳・編集/内山)

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