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5日、台湾メディア・自由時報は、自民党総裁選で高市早苗氏が当選したことについて、日台間の軍事情報交流が加速すると専門家が予測したことを報じた。
2025年10月5日、台湾メディア・自由時報は、自民党総裁選で高市早苗氏が当選したことについて、日台間の軍事情報交流が加速すると専門家が予測したことを報じた。
記事は、高市氏が自民党総裁に選出され、日本で史上初の女性首相が誕生する見込みだと紹介。高市氏が9月に台湾との「実務関係」強化と情報交換の推進に言及していたことに触れたうえで、台湾・国策研究院の郭育仁(グオ・ユーレン)副院長が「高市首相」誕生後の日台関係について軍事面から展望した内容を伝えている。
郭氏は、高市氏の首相就任後、日台間の安全保障協力が石破茂、岸田文雄両政権時より加速すると予測。太平洋における米軍再編の流れの中で、アジアにおける最重要同盟国である日本の役割がより重くなることが、高市氏の政策を後押しするとの見方を示した。
また、岸田政権時の22年12月に閣議決定した「防衛三文書」中にある「台湾有事」の際に在台日本人約2万6000人を退避させる計画に向けて与那国島をはじめとする南西諸島・沖縄諸島の防衛力が強化されてきた経緯に触れ、「邦人退避」を大義名分として台湾と繋がる「防空・対艦回廊」を形成し、中国本土による台湾侵攻の抑止力とする動きが、高市氏によって加速するとも予測した。
郭氏はその上で、「防空・対艦回廊」の形成によって日台の安全保障が一体化するため、両者間の情報交換はますます必要性が増すと指摘。高市氏の首相就任後は日台間の海上保安や軍事情報の交換、そして南西諸島の軍事施設建設が加速するとの見方を改めて強調した。(編集・翻訳/川尻)
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