韓国政府の政策が裏目、コメ価格上昇で非難=韓国ネット「ツケを払うのはいつも国民」

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2日、韓国メディア・毎日経済は、韓国のコメ価格が20キロ当たり6万ウォン(約6280円)を超え、前年に比べ大幅に上昇したと報じた。資料写真。

2025年10月2日、韓国メディア・毎日経済は、韓国国内のコメ価格が急騰し、消費者の心理的抵抗線とされる20キロ当たり6万ウォン(約6280円)を突破したと報じた。

韓国国家データ処の統計によると、5月以降コメ価格の上昇率は、5月2.4%、6月4.1%、7月7.6%、8月11%、9月には15.9%と拡大を続けている。韓国農水産食品流通公社(aT)の資料では、現在20キロ当たりの小売価格は6万7237ウォン(約7054円)で、前年同月の5万2980ウォン(約5551円)に比べ大幅に上昇した。

政府はコメ価格急騰への対応として、5万5000トンの政府米を大手流通業者に貸与する措置を取ったが、即効性は見られていない。記事は「昨年、政府はコメ価格の下落に対応するとして、26万2000トンを市場から引き揚げた(市場隔離)が、この過度な引き揚げによりコメ価格が急騰したとの指摘が出ている」と言及し、「毎年、過剰生産されているにもかかわらず、誤った予測により供給不足が起こった」と述べた。

一方で、「新米が市場に出回れば価格は自然に落ち着くとの見方もある」とし、「専門家からは「需要が減る中で政府は過度に市場に介入すべきではなく、生産者による自律的な調整も必要だ」との見方が出ていることを伝えた。25年のコメ生産量は357万4000トンで前年より0.3%減少しているが、需要を超える余剰分は16万トンに達すると予測されている。

コメ以外でも、豚肉価格は前年同月比6.3%上昇、国産牛肉は4.8%、輸入牛肉は2.2%それぞれ上昇するなど、物価上昇が続いている。

政府は農畜産物の価格安定のために適切な対策を施行するとし、 秋夕(チュソク、韓国の大型連休、25年は10月3日~9日)シーズンの畜産物価格の安定のため、牛肉や豚肉の供給を平時の1.3倍以上拡大した。秋夕以降、収穫期のコメ価格の安定策をまとめるという。

これについて韓国のネットユーザーからは「コメがこんなに高いなんて信じられない」「日本のように上がり続けるのでは?」「食堂なども値上がりするだろう」「しばらくはパンや麺を食べるしかない」「備蓄米を開放してほしい」などの声が上がっている。

また、「物価が全般的に高くなり、生活がどんどん苦しくなっている中で、コメの値段まで上がるともう本当に耐えられない」「結局、政策よりも市場の調整に任せるべきだった」「政府の失敗のツケを払うのは、いつも国民だ」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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