韓国、韓朝軍事境界線の灯台を取り壊し=韓国世論で「北朝鮮との関係を考慮」の声―韓国メディア

Record China    2014年10月22日(水) 23時29分

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22日、韓国・聯合ニュースによると、韓国国防部門関係者は同日、韓朝軍事境界線付近の愛妓峰灯台を取り壊したと明らかにした。写真は38度線の韓国側。

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2014年10月22日、韓国・聯合ニュースによると、韓国国防部門関係者は同日、韓朝軍事境界線付近の愛妓峰灯台を取り壊したと明らかにした。同関係者は取り壊しの理由について、「倒壊の危険性があったため。韓朝関係とは何の関係もない」としているが、「韓朝関係を考慮した行動ではないか」との憶測が飛び交っている。環球時報(電子版)が伝えた。

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愛妓峰灯台は高さ18メートルで、1971年韓国・京畿道に建てられた。毎年のクリスマス前には韓国の宗教団体により、同灯台がライトアップするのだが、灯台は北朝鮮から3キロしか離れていないため、きらびやかな光は北朝鮮側でも確認できる。そのため、北朝鮮は等灯台を反朝的施設と捉え、韓国に取り壊しを求めていた。2004年に行われた韓朝軍事会談では、軍事境界線での宣伝活動を中止することで合意したため、同灯台のライトアップも中断。その後、2010年に天安艦が沈んだ事件や延坪島砲撃が発生し、韓国政府は灯台のライトアップを再び許可した。

灯台の取り壊しについて韓国世論の一部は、「仁川アジア大会の閉会式に北朝鮮高官が出席したことが影響し、韓国政府は両国関係を考慮し取り壊した」との声が聞かれている。さらに、「韓国国防部は、灯台の取り壊しが北朝鮮に対し低姿勢を示したと思われたくないため、取り壊しを事前に公表しなかった」と推測する声も存在する。(翻訳・編集/内山)

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