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中国・浙江省紹興市の地下鉄2号線で今月13日に発生した事故で複数の死傷者が出ていたことが明らかになった。
中国・浙江省紹興市の地下鉄2号線で今月13日に発生した事故で複数の死傷者が出ていたことが明らかになった。中国メディアの新黄河が24日に報じた。
記事によると、事故後、浙江省交通運輸庁内で「13日午後11時30分ごろに発生した事故で3人が死亡し、1人が負傷した」との内部文書が配布されていたことが、複数の関係者の証言で明らかになった。対外的には発表されていなかったが、同庁安全処の担当者は24日午後、「省は本件について調査の等級を引き上げる。具体的な死傷者数や事故原因などについては、調査報告で統一して発表する」と表明した。
事故は最終列車の運行終了後1時間ほど経ってから発生していた。列車が線路上で複数の清掃員に接触したものとみられるが、詳しい原因や死傷者の数などは明らかにされていない。ただ、中国メディアの極目新聞の報道によると、別の路線で運行終了後に清掃員が線路に降りてホームドアの清掃を行っている映像があることから、紹興地下鉄2号線でも同様だった可能性が考えられる。なお、紹興地下鉄2号線の担当者は「清掃員は規定に従って清掃を行っているが、その規定については公表できない」としている。
関係者によると、この事故で右足を負傷した男性は現在も入院しており、補償に関する話し合いは行われていない。新黄河の記者が運行会社など複数の関連部門に問い合わせたものの、「有効な回答は得られなかった」とのこと。
この事故について、中国のSNS・微博(ウェイボー)で18万超のフォロワーを持つブロガーは「3人の清掃員が死亡し、1人が負傷した事故。11日たってからようやく(SNSの)ホットワードになった。隠し通せなくなったからか?信じられないような事故が次々起きている。一体どうなっている」と投稿した。
中国のネットユーザーからは「私は地元の人間だけど、今回話題になったことで初めて事故のことを知った。情報は全く出ていなかった」「こんな大事故、情報化が進んだ今の時代にどうやって今まで隠し通してきたんだ?この(隠蔽する)テクニックは世界一だろ」「みんなが目にしているのは誰かがふるいにかけた後の情報。目に見えないことはたくさんある」「他にどれくらいの隠された事故が起きているのやら」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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