マラソン大会で道路がごみだらけと批判=主催者「参加者が多くて…」―中国

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21日、瀟湘晨報は、山西省太原市で開かれたマラソン大会で、中継動画を視聴していたネットユーザーから路上にごみが散乱しているという指摘が寄せられたことを報じた。

2025年9月21日、中国メディアの瀟湘晨報は、山西省太原市で開かれたマラソン大会で、中継動画を視聴していたネットユーザーから路上にごみが散乱しているという指摘が寄せられたことを報じた。

記事は、21日午前に太原市で開かれたマラソン大会で、コースの一部の区間でごみが散乱しているという不満の声が一部ネットユーザーから上がったと紹介。拡散した動画では特に給水所周辺に紙コップなどの大量のごみが散乱している様子が映っており、一部のスタッフが清掃作業を行っている様子も見られたと伝えている。

そして、ネットユーザーの具体的な声として「市の景観に悪い影響を与える」「地に落ちたのはごみだけではない」といったコメントを紹介した。

記事によると、マラソン大会組織委員会の担当者は、ごみはランナーたちが捨てたものであることを認めた上で「現場にはごみ収集所を設置しており、スタッフによる注意喚起も行っている。ただ、今回は参加者が多いため、一人一人にまで注意を徹底するのが難しかった」と釈明しているという。

この件について、中国のネットユーザーの多くは「マラソンの給水所で紙コップが散乱していること」をごく自然なこととみなし、いちいち騒ぎ立てるほうがおかしいという見方を示している。「ランナーはスピードを落とさず、給水や栄養補給をしなければならないため、ごみ箱に正確に捨てる余裕がない」「海外の主要なマラソン大会やオリンピックでも同じような状況は発生している」「ごみが散乱しているのはあくまで競技中の一時的な状況。競技後にすぐに清掃員やボランティアが片付けるため、道路はすぐに元通りになる」といったコメントに加え、この件をニュースにした記者を「無知」と断じるユーザーもいた。

また、問題として指摘するよりも「4万人分のごみを片付ける清掃員の努力を称えるべきだ」といった意見も。主催者側の対応についても「対応が迅速であれば問題ない」と擁護する意見も目立った。

一方で、「ランナーの素養が低い」「国民全体のモラルが問われる」「路上ではなく花壇に捨てる人が多いのが問題」という指摘もあり、ごみを散乱させなかったランナーに賞品を用意するといった工夫の提案も見られた。さらに、大量のごみを発生させるイベントとしてマラソン大会の開催自体に懐疑的な見方を示すユーザーも一定数いた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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