拡大
中国の8月のデータを見ると、各政策が内需の拡大、供給の最適化、循環の促進、原動力の増強に果たす積極的な役割が引き続き顕在化している。写真は宅配業者。
今年に入ってから、中国の各地域・各機関は複雑で厳しい発展環境に直面しながら、より積極的かつ効果のあるマクロ政策を力強く実施している。8月のデータを見ると、各政策が内需の拡大、供給の最適化、循環の促進、原動力の増強に果たす積極的な役割が引き続き顕在化している。
国務院新聞弁公室は15日、8月の国民経済運営状況に関する記者会見を行った。国家統計局の付凌暉(フー・リンフイ)報道官は「関連政策の実施効果が主に四つの面に表れている」と指摘し、次のように説明した。
第一に、内需拡大の効果が引き続き現れている。消費財買い換え政策の第3弾補助金が支給され、その効果が引き継がれることで、住民の消費需要が喚起され、関連商品の売り上げが急速に伸びた。8月には全国の一定規模以上の企業(年売上高2000万元以上の企業)の商品売上高の中で、家電・音響映像機器、家具、文具・事務用品の売り上げが引き続き2桁の伸びを示した。
大規模な設備更新の投資に対するけん引効果が引き続き顕在化している。1-8月には設備・工具購入投資は前年同期比14.4%増となり、固定資産投資の成長率を2.1ポイント引き上げた。
第二に、生産によるけん引効果が持続的に発揮された。内需拡大政策の効果が生産サイドに波及し、関連産業の生産が急増した。設備更新にけん引されて、8月にはボイラー・原動機設備製造業の付加価値は前年比11.9%増、電気機械製造業は同14.8%増となり、これらに関連する工作機械用数値制御装置、包装専用設備などの設備更新関連製品の成長率が10%を超えた。
第三に、経済循環を促進する効果が現れはじめた。市場需要の拡大と生産の増加にけん引されて、生産要素の流通状況が改善した。8月の物流業景況指数は拡大傾向が続き、鉄道貨物輸送量の伸びが加速し、宅配便業務量も速い成長を示した。
法規に基づき、企業の無秩序な競争の是正と、重点産業の生産能力の調整推進により、一部産業の需給関係が改善され、生産者物価に積極的な変化が見られた。生産者物価指数(PPI)は、前月比で見ると、7月の0.2%低下から8月は横ばいに改善し、そのうち石炭採掘・洗浄業は2.8%上昇、含鉄金属精錬・圧延加工業は1.9%上昇した。
第四に、経済成長の原動力が増強した。イノベーション促進政策が持続的に力を発揮し、新たな質の生産力の発展を推進し、発展の新たな原動力が増強した。8月の一定規模以上の集積回路製造業と電子専用材料製造業の付加価値額の成長率はどちらも20%を超えた。
「AI(人工知能)+」行動が踏み込んで実施され、スマートデバイス製品がますます人気を集め、デジタル経済が発展し好転した。8月には、産業用ロボット、ロボットの減速機、民生用ドローンなどの新製品の生産量が急増傾向を維持した。
同時に、資本市場の安定・活性化政策の効果により、8月は上海・深センの両株式市場の取引が活発で、市場の期待感の改善と発展の活力の増強にもプラスに働いた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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