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中国の科学者が「植物細胞全能性」の謎を解明しました。写真は山東農業大学。
国際的な学術誌「セル」は北京時間9月16日、中国の科学者の研究成果をオンラインで掲載しました。この研究は、単一の植物体細胞がどのように完全な植物体に発育するかの全過程を解明したものです。
自然界では、植物の1枚の葉または1つの細胞が、完全な新芽に成長することができます。この能力は植物細胞の全能性と呼ばれています。植物細胞が脱分化して受精卵に似た全能性幹細胞を形成し、完全な植物に発育していく「植物細胞全能性」の概念は、早くも1902年に提唱されましたが、その背後にある分子メカニズムは長期にわたり未解明のままでした。
中国の山東農業大学の研究チームは単細胞シーケンシング、インビボ(生体内)イメージングなどの先端技術を利用し、単一の植物細胞の分裂全過程を初めて捉え、植物細胞全能性を「単一細胞起源」として直接観察により実証しました。
山東農業大学は目下、小麦、トウモロコシ、大豆などの作物を利用して植物細胞全能性に関する実験を進めています。同大の専門家によると、将来的には植物細胞全能性を正確に調節することで、作物の優良品種の育種周期を大幅に短縮することが可能になるとのことです。(提供/CRI)
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