ヤン・ズー（楊紫）主演の中国時代劇ドラマ「簪中録」が12月に配信される見込みと報じられた。

「簪中録」はもともと「青簪行」のタイトルで制作され、2020年春にクランクアップした作品。ヤン・ズーと歌手で俳優のクリス・ウー（呉亦凡）の主演ドラマだったが、クリス・ウーが強姦（ごうかん）罪で逮捕されるスキャンダルが発生したことで、そのままお蔵入りするとのうわさをはじめ、撮り直しや代役起用の話題がたびたび浮上するなど、数年にわたって迷走を続けてきた。

23年にはポン・グアンイン（彭冠英）の代役起用が明らかになり、24年夏にはヤン・ズーの撮り直しシーンも含めて撮影・調整の終了が明らかになった。続いて今年3月には、動画配信サービスのDisney＋（ディズニープラス）台湾の新作ラインナップに登場したことも話題になった。

中国のエンタメメディアは最新情報として、「簪中録」が12月に騰訊視頻（テンセントビデオ）で配信をスタートする見込みと報じた。ヤン・ズーは出演シーンの20％ほどを撮り直したとされ、その際に撮影や編集の都合によって主演カップルのシーンが大幅に削除され、話数も当初の60話から40話に調整されたと伝えられる。

12月にはチャオ・ルースー（趙露思）とウィリアム・チャン（陳偉霆）主演の「許我耀眼」、チャオ・リーイン（趙麗穎）とホアン・シャオミン（黄暁明）主演の「造城者」などが配信待機中とされているほか、ヤン・ズー主演の時代劇「家業」もこの時期に投入される話題もあるため、「簪中録」の今後の動きが注目される。（Mathilda）