ソウル明洞で繰り返される反中デモ、国のイメージを毀損?=韓国ネットはデモ側を支持

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22日、韓国・韓国日報は「6月3日の大統領選挙以降、中国人観光客が多く訪れる繁華街、ソウル・明洞(ミョンドン)で反中集会やデモ行進が頻繁に行われ、周辺の店などに影響が出ている」と伝えた。

2025年8月22日、韓国・韓国日報は「6月3日の大統領選挙以降、中国人観光客が多く訪れる繁華街、ソウル・明洞(ミョンドン)で反中集会やデモ行進が頻繁に行われ、周辺の店などに影響が出ている」と伝えた。

12日夜に行われたデモには約300人が参加。ラッパやホイッスルなどを鳴らしながら中国人、北朝鮮、共産主義者を侮辱する言葉や「チャイナ、アウト」「習近平、アウト」といった声を上げていたという。これを見た中国人観光客は立ち去り、周辺の店の関係者や通行人も耳を塞ぎ眉をしかめる様子が見受けられた。ある露店商は「集会が始まると雰囲気が悪くなり、並んでいたお客さんたちがいなくなってしまう。集会のある日は売り上げが半減する」とため息をつく。

韓国日報の取材によると、明洞で集会を行っているのは「自由大学」「反共連帯」など5団体ほどで、20~30代の若者が多いという。昨年12月の戒厳以降、汝矣島(ヨイド)、弘大(ホンデ)、聖水(ソンス)など流動人口の多い場所で弾劾反対や「尹アゲイン(尹錫悦=ユン・ソンニョル=前大統領を復帰させようというスローガン)」集会を行ってきたが、今年の大統領選以降は駐韓中国大使館のある明洞に場所を移し、「不正選挙に中国が介入した」などと主張しているという。

警察の発表によると、大統領選翌日の6月4日から今月4日までの2カ月間、ソウルで届け出のあった保守団体による夜間集会(尹前大統領支持、不正選挙疑惑関連集会)は計128件で、このうち63件が明洞周辺(ソウル駅含む)に集中している。毎週2、3回、午後7時から中国大使館前に集まって周辺を1~2周し、最後は中国の指導者や高官の顔が描かれた横断を破るなど毀損して終わるという。

先月末から警察も対応しており、デモ行進のルートを中国大使館から離すよう通告するなどしている。李在明(イ・ジェミョン)大統領も「中国公館前で表現の自由を超えた暴言と暴力が乱舞する嫌悪集会が行われている」と指摘している。しかし、この大統領発言の当日も夜間の過激なデモは行われたという。

明洞の店舗経営者らの団体「明洞福祉会」は、「ソウル市が明洞を観光特区に指定して観光客を誘致しているが、現場では(極右団体が)中国人を追い払おうとしている」「市と警察に相談したが、これという対策はないという」と話す。デモ隊が「商売の邪魔になる」と自制を求めた店舗関係者らともみ合いになり、警察が出動したこともあるという。「観光名所で人種差別の集会が繰り返されては、国家イメージを毀損し、観光客誘致にも大きな打撃となる」と懸念する声も上がっているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「すばらしい愛国青年だ」「愛国者を応援します」「愛国者が多くてうれしいね」「愛国国民を極右団体呼ばわりするなんて」「どんなに否定的な記事を書こうと、若者たちを止めることはできない」「韓国を守らないと。目先のもうけなど重要ではない」など、デモを行っている団体側を支持するコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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