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2025年の中日韓子ども童話交流の開会式が8月20日、北京の宋慶齢青少年科学技術文化交流センターで行われました。
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2025年の中日韓子ども童話交流の開会式が8月20日、北京の宋慶齢青少年科学技術文化交流センターで行われました。開幕式には、中国次世代育成委員会主任の顧秀蓮氏、日中韓こども童話交流事業実行委員長を務める河村建夫氏、中日韓三国協力事務局 (TCS)および大韓民国教育部の関係者らが出席しました。
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2002年に日本の呼びかけで始まったこの事業は、絵本・童話を通して交流し、相互理解と友情を育むことを目的としています。2011年以降は3カ国が持ち回りで主催し、これまでに19回開催され、延べ1600人以上の中日韓の子どもたちが参加してきました。毎年の夏、中日韓の小学4年生から6年生の計100人が集まり、一週間の合宿を行っています。今年の童話交流のテーマは「船」、中国では6年ぶりの開催となります。
開会式後に行われたインタビューで、実行委員長の河村氏は、「子どもたちが絵本の共同制作を通じて相互理解を深め、アジアの平和を担う絆が育まれることを期待する」と述べ、「言語や文化の違いを超え、一週間の共同生活で互いを理解し合い、友情を深めてほしい。絵本制作では各グループが知恵を結集し、世界に一冊だけの素晴らしい作品を作り上げていく。その過程そのものが、貴重な学びの場となる」と語りました。
日本代表団の団長を務める久保敬氏は、日本代表団の選抜方法について、「全国学校図書館協議会と毎日新聞社主催の読書感想文コンクールの入賞者から、47都道府県のバランス、男女比、学年などを考慮して、小学4年生から6年生33人を選出した」と説明し、「言葉の壁を越えて絵本の共同制作を経験した子どもたちにとって、これが一生の財産となり、この事業が今後も継続し、新たな三国関係を築く礎となることを願っている」と話しました。
中日韓三国協力事務局 (TCS)の顔亮事務次長は、「青少年交流は三国間の友好関係を構築する礎であり、TCSとしても継続的に支援していく」と表明しました。また、子どもたちに向けて、「言語の壁を乗り越え、異国の友達と北京での日々を楽しんでほしい」とエールを送り、「この交流が相互理解と信頼構築の機会となり、三国の平和と共同繁栄につながることを願っている」と述べました。
今回の参加が中国初訪問となる山形県出身の佐藤成さんは、「異なる国の子と話したり遊んだりするのはとても楽しい」と笑顔を見せ、日本団の子どもを代表して、「船のように国境を越えて心をつなぎ、一生の思い出を作りたい」と意気込みを語りました。
10年前に活動に参加した東京外国語大学2年生の白石幸々さんは、今回の中国訪問について、「都市の発展には驚いたが、懐かしさがこみ上げてきた。10年前の中国の参加者と再会することができて、時間をかけて育まれた交流の深さに感動した」と語り、「この活動への参加は、自分の国際関係への関心や進路選択につながった。新たな参加者たちと未来へ続く『船』を共に進めたい」と意欲を見せました。(提供/CRI)
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