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卓球のヨーロッパスマッシュ(スウェーデン)で、日本の大藤沙月のサーブに対戦相手から反則だとの指摘が相次いでいる。写真はWTT微博公式アカウントより。
卓球のヨーロッパスマッシュ(スウェーデン)で、日本の大藤沙月のサーブに対戦相手から反則だとの指摘が相次いでいる。
中国のスポーツメディア・咪咕体育によると、19日に行われた混合ダブルス2回戦で松島輝空/大藤沙月ペアがゲームカウント1-0とリードした第2ゲーム、10-7の場面で、大藤がサーブを放つと、対戦相手のフランスのゴジが返球した直後に両手を広げて審判に「頼むよ。これはジョークだ。彼女のサーブは反則だ。信じられない」と詰め寄った。ゴジは試合を通じて何度か審判に抗議していたというが、審判はビデオ判定の設備が導入されていないとして反則を取らず、試合は松島/大藤ペアが3-1で勝利した。
また、張本美和とペアを組んだ20日の女子ダブルス2回戦でも同様のシーンが見られた。オーストラリアのリウ・ヤンズーとドイツのカウフマンのペアとの試合の第2ゲーム1-0の場面で、大藤のサーブの返球がオーバーした直後、カウフマンが審判に「彼女(大藤)のサーブに注意してください。ボールが隠れていないか確認してください」と抗議。その後、7-1となった場面で再度大藤がサーブを放つと、審判は大藤の反則を取った。大藤は不満げに審判にアピールした。なお、この試合も張本/大藤ペアが勝利している。
卓球のサーブについてはいくつかルールがあり、トスは手のひらの上で静止した状態から投げ上げなくてはならず、ボールを握ったり、手が丸まったままで上げたりしてはいけない。ボールは垂直に16センチ以上投げ上げる必要がある。打つ瞬間はボールが相手に見えるようにしなければならず、ラケットや腕などでボールを隠して打つことは反則になる。
大藤のサーブをめぐっては、過去にもドイツ代表のシャン・シャオナが「彼女のサーブは正直に言って見えにくい。ハン・イン(同じくドイツ選手)も彼女のサーブに対してチャレンジ(ビデオ判定の要求)をしたことがある」などと語っていた。ハン・インは今年4月のITTFワールドカップ・マカオで対戦した際に大藤のサーブに対して2度チャレンジをし、1度は成功(大藤の反則)した。咪咕体育は「大藤沙月が2日間続けてサーブにクレームを付けられる」と見出しを打って伝えている。(翻訳・編集/北田)
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