中国のSNS・小紅書（RED）に、「日本でおばあさんから小さなプレゼントをもらった」との投稿があり、反響を呼んでいる。

投稿者の女性によると、日本で特急電車に乗った際、車内に空席が1席しかなかった。女性は通路側の席に座る日本人のおばあさんに「すみません」と言って、窓側の空いた席に座った。すると、おばあさんは突然、きんちゃく袋から手作りのしおりを2つ取り出して、女性にプレゼントした。

女性が受け取ったのを見ると、おばあさんは今度はビーズで作ったブレスレットと指輪、ストラップも取り出して女性にあげた。女性は申し訳なさからお返しに何か渡そうと思ったものの、プレゼントできるようなものは何も持ち合わせていなかった。そのことを伝えると、おばあさんは手を振りながら「いつもしていることだからいいのよ」と言ってくれたという。

そこで、女性は2年後に日本に留学に来るつもりであることを伝え、「もし良かったらその時にごあいさつにうかがってもいいですか？」と尋ねた。すると、おばあさんは名古屋の住所が書かれた名刺を1枚、女性に渡してくれた。2駅先でおばあさんは軽くあいさつをして降りて行ったが、女性はプレゼントに見とれていてうまく反応できなかったという。

女性は、和服姿の女性があしらわれた2つのしおり、紫色のビーズのブレスレットと指輪など、おばあさんからもらった物の写真を一緒にアップし、「日本旅行」「心温まる瞬間」「知らない人からの善意」などのハッシュタグを付けて投稿している。

中国のネットユーザーからは「心が温まった」「一期一会って感じだね（涙）」「これはおばあさんに会いに行った方がいい」「かわいいプレゼントだね」「幸せだね。プレゼントかわいい」「人類の温かい話。またこの世界を好きになれた」「本当に優しいおばあさん。健康で長生きしてほしい。あなたがまたおばあさんと再会できることを祈ってる」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）