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香港でこのほど公開された劇場版「鬼滅の刃」無限城編をめぐり、劇場内で男性客が盗撮している様子が目撃され、波紋を広げている。
香港でこのほど公開された劇場版「鬼滅の刃」無限城編をめぐり、劇場内で男性客が盗撮している様子が目撃され、波紋を広げている。香港メディアの香港01が19日に報じた。
当事者の香港人女性がSNS・Threads(スレッズ)に投降した内容によると、女性は今月17日に香港・元朗にあるショッピングモール「YOHO MALL」の百老匯(Broadway)シネマで午後4時55分からの同作品を鑑賞した。その際、上映中の劇場内でずっとポケベルのような音が鳴っていることに気付き、不審に思って周囲を確認したところ、別の男性客が小型のカメラでスクリーンを撮影しているのを発見したという。
女性は劇場内で「盗撮」していたその男性客を撮影した約17秒の動画をThreads上に投稿。映像には、眼鏡をかけ黒いキャップを被った男性がスクリーンにカメラを向けている様子が映っている。周囲の別の客も制止するそぶりは見せていない。
その後、男性の行為に気付いた他の客が劇場スタッフに伝えたが、女性は「スタッフは男性客に対して撮影した動画を削除するよう求めただけで、実際には(削除したかどうか確認しておらず)映像はすべて残っている可能性がある」と説明。また、「スタッフは警察に通報もせず、上映後にそのまま男性を何事もなかったかのように立ち去らせた」とし、「猗窩座のシーンは本当に感動的なのに、あの男の『ピピッ』という音で完全にぶち壊し!雰囲気が全部壊れた!本当に頭にきた!」と怒りをぶちまけた。
なお、劇場側は「(男性客に対して)映像を削除させた上で口頭で警告を行った。その後、税関に通報した」としている。
他のユーザーからは「完全に周りの迷惑を無視してる」「横にいる人が少しでも声を出せば、普通は恥ずかしくてやめるはず」「すでに上映済みで、盗撮映像もネットに出回ってるのに、今さら何のために撮るの?」「即座に警察に通報すべき」「劇場スタッフは彼をすぐに退場させるべきだった」「以前(盗撮を見かけて)スタッフに言ったら、そのスタッフは当事者の男性を退場させて映像を削除させたけどね」といった声が上がった。
また、「映画館の関係者の友人から聞いた話では、(スタッフに伝えても)何も起きない場合の多くは、盗撮した男とスタッフがグル。そうでなければ、あんな堂々と機材を隠さず盗撮できるはずがない。売ればかなり稼げるらしい」との見方を示すユーザーや、女性に代わって(違法コピーや海賊版の取り締まりを担当する)税関に通報したことを明かした上で「あなたも当事者としてぜひ通報してほしい。口で批判するだけじゃなく、行動を」と訴えた。
記事によると、香港では劇場内での撮影は違法で、最高で罰金5万香港ドル(約95万円)と懲役3カ月が科される可能性がある。一方、中国本土でも映画の盗撮は違法だが、実態としては横行している。同作は今年7月18日に世界最速で日本で劇場公開されたが、SNS上にはその日から盗撮された映像が出回り、中国の各種SNSでも拡散された。(翻訳・編集/北田)
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