台湾を訪れた日本人女性2人が危険な目に遭遇、34年前の事件を想起―台湾メディア

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20日、台湾メディアETtodayは、台湾を訪れた日本人女性をめぐり、34年前に起きた悲惨な事件を想起させるような危険なトラブルが発生したと報じた。

2025年8月20日、台湾メディアのETtodayは、台湾を訪れた日本人女性をめぐり、34年前に起きた悲惨な事件を想起させるような危険なトラブルが発生したと報じた。

記事は、今月に入って台湾をSNSで知り合った相手とデートする「伴遊」目的で訪れた日本人女性2人が、それぞれ同じ台湾人の男に拘束され、性的暴行を受けた疑いがあると伝えた。

報道によると、まず日本人女性Aさんが訪台前にSNS上で男と一晩30万円(性的サービスを含む)で「デート」をする約束をした。そして今月1日以降にまずAさんが、遅れて友人のBさんが台湾に入って男と会ったが、男は2人のパスポートと財布を奪った上2人を拘束。さらに30万円の「報酬」を支払わないどころか逆に「遊び代を性行為で支払え。支払わなければ風俗店に売り飛ばす」などと強迫したという。

奪われた所持品は同4日に戻ってきたものの、財布から現金70万円がなくなっていることをAさんが発見。Bさんとともに台湾の警察に通報した。約束した報酬も受け取っていないとする女性側に対して男は「ブランドバッグを渡したことで報酬は相殺済み」と主張したため、性取引のトラブルにとどまらない性的暴行や監禁の疑いがある刑事事件へと発展したとのことだ。

記事は、今回の事件が1990年に台湾で発生し、日本と台湾を震撼させた「井口真理子さん殺害事件」を思い起こさせると指摘。当時21歳の大学生だった井口さんが夏休みに台湾を一人で旅行中、タクシー運転手にだまされ殺害される事件で、台南に遺棄された遺体の一部は今も見つかっていないと伝えた。

そして、当時この事件が台湾の観光イメージを著しく損なう結果になったことを挙げつつ、「今回の事件は性質が異なるとはいえ、再び台湾の旅行の安全に影を落としている」と警鐘を鳴らした。また「皮肉なことに、今回の事件発生直前には日本の台湾交流協会がスリへの注意喚起を行ったばかりだった」とし、注意が呼び掛けられた内容以上の悪質なトラブルが起きた問題性を伝えている。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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