2014年10月15日、中国・香港で起きている民主派学生らによる占拠運動で、デモ隊と警察当局は運動開始以来最大の衝突を繰り広げた。16日付けで環球時報（電子版）が伝えた。

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先月28日、2017年の行政長官選挙をめぐり、中国政府が提示した改革案に反発する民主派学生らの座り込み占拠運動（占中＝オキュパイ・セントラル）が始まった。15日の衝突では、行政長官官邸前を占拠していたデモ隊の強制排除の際に、当局は45人を逮捕している。

このほか、香港TVBは6人の警察官がデモ参加者に暴行を加える映像を公開。同報道に対し当局は、関係者7人に対し調査を行うと発表している。

中国人民解放軍がデモを鎮圧するのではとの声に対して、仏AFP通信は匿名希望の中国政府関係者の発言として、「現状を見る限り、軍隊を出動させる必要は感じない。状況は徐々に正常化している。我々も軍隊が出動するような事態に発展してほしくはないと思っている」と伝えている。（翻訳・編集/内山）