中国の国防産業、日本の技術に完全に依存―中国メディア

Record China    2014年10月17日(金) 5時16分

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9日、中国の国防産業は完全に日本の技術に依存していると中国メディアが報じた。中国は精密電子部品の多くを日本から輸入している。資料写真。

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2014年10月9日、中国メディア・網易は「中国の国防産業は完全に日本の技術に依存している」と伝えた。

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2013年、中国が国産の長距離地対空ミサイル「紅旗−9」(HQ−9)をトルコへ輸出するというニュースが伝えられたが、その部品のスイッチが日本製だと指摘された。中国は精密電子部品の多くを日本から輸入している。

中国では国防産業にも利用される高精度のNC(数値制御)工作機械の自主化が進まず、先端分野の製造業ののど元を締め付けており、工業分野の産業グレードアップが急務となっている。多くの工作システムや精密部品を輸入に頼っており、その最大の輸入元は日本で、3分の1を占めている。

中国の専門家は、中国のNC工作機械に関する技術水準は先進国と比べて15年は遅れていると指摘する。「日本の工作機器がなければ、中国の自動車産業はまったく立ちゆかない」との声もあり、日本の経済学者は「中国の日本への依存はこれまで以上に大きくなる」と予測している。

工作機械だけでなく、カーボンファイバーやIC、コンデンサーなどの部品から、潜水艦にも使用されるマリンレーダーシステムまで、日本製の部品が多数利用されている。万が一輸入できない状況にでもなれば、その影響は計り知れず、日本や韓国からの輸入に頼る状況から脱却することが極めて重要な課題だと記事は伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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