Record China 2007年7月10日(火) 12時25分
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甘粛省蘭州市では、名物「牛肉ラーメン」をめぐり大騒動が巻き起こっている。市内各店の一斉値上げに当局が待ったをかけ、価格の上限を設定する通達を出した。
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甘粛省蘭州市は名物「牛肉拉麺(ラーメン)」をめぐり大変な騒動が巻き起こっている。同地のラーメンは、小麦粉の生地を鮮やかな手つきで引っ張り、細い麺に伸ばしたものをその場で茹で上げ、牛肉のたっぷり入ったスープで食べる、いわばラーメンの本家本元。市内には多数ラーメン屋が立ち並び、市民の朝ごはんとして欠かせない食べ物となっている。
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ところが、同市西固区内の各店は2007年6月16日の早朝から、しめし合わせたように。たとえば、大碗2.5元(約40円)が3元(約48円)に、小碗2.3元(約37円)が2.8元(約45円)に値上げを実施、中には20%も釣り上げた店もあった。経営者たちは相次ぐ原材料の高騰に持ちこたえられなくなったためと口々に説明する。値上げは近隣の区へも波及していった。
金額は小さくとも、毎朝食べる市民には一大事。とうとう同市物価局が調査に乗り出した。調査の結果、市内各店の一斉値上げは価格法に違反する行為であったと判断、このほど牛肉ラーメン店を味やサービス・経営状況などから4つにランク分けし、ランクごとに価格の上限を設定する通達を出した。たとえば、最低ランクの店では大碗2.5元(約40円)、小碗2.3元(約37円)までと定め、違反店には処分も加えるという。
自由競争社会へと突き進む中国だが、お上による厳しい価格操作は注目を集めるニュースとなっている。(翻訳・編集/WF)
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