記録的ヒット作となった台湾ドラマ「ハートに命中！100％」のイーサン・ルアン（阮經天）とジョー・チェン（陳喬恩）が、中国バラエティー番組で思い出話のトークを繰り広げた。

2008年放送の「ハートに命中！100％」は、台湾ドラマで過去最高の視聴率を打ち立てた記録的ヒット作。これまでに韓国、タイ、カンボジア、日本、中国でリメークされた。一夜の過ちから夫婦になった青年社長とお人好しのさえないOLのラブストーリーをイーサン・ルアンとジョー・チェンが好演した。

中国国営テレビ・中央電視台（CCTV）のバラエティー番組「你好時光」にこのほど、イーサン・ルアンとジョー・チェンがそろって登場。お互いをドラマの役柄の名前で呼び合い、ドラマ放送から17年の歳月を思わせないほど息の合ったやり取りを繰り広げた。

「ハートに命中！100％」はキスシーンなど主人公2人の親密なシーンが多かったが、番組ではイーサン・ルアンが「当時は君のせいで面倒なことになった」とジョー・チェンに語って回顧する場面も。イーサン・ルアンが当時交際していた恋人が2人の自然な演技を見て実際にジョー・チェンと付き合っているのではないかと疑い、トラブルが発生したことを暴露した。

「演技は自分のリアルな感情がベースになる」と語るイーサン・ルアンに対し、ジョー・チェンは自身について「感情移入が早いけど、すぐに戻れるタイプ」と語った。どんなシーンを演じてもカットがかかった瞬間に自分に戻るといい、「直前にキスシーンを撮っても、直後に串焼きをかじってる」とぶちまけ、イーサン・ルアンを爆笑させた。

「ハートに命中！100％」は2人にとっても若い日の特別な思い出となっており、イーサン・ルアンは「うれしくて感動しているのに、それでも涙が浮かんでくる。この感情は演技じゃなくて、時間の経過と積み重ねられた感情が心の中で化学反応を生みだしているんだと思う」と語った。（Mathilda）