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17日、中国新聞網は中国の研究チームが内モンゴル自治区で新たな希土類鉱物を発見したと報じた。写真は包頭レアアース博物館に展示されているレアアース鉱石。
2025年7月17日、中国新聞網は中国の研究チームが内モンゴル自治区で新たな希土類鉱物を発見したと報じた。
記事は、湖北省武漢市にある中国地質大学が17日に明らかにした内容として、内モンゴル自治区地質調査研究院との合同調査によって同自治区包頭市郊外にあるバヤンオボー鉱区で新たな希土類鉱物の新種を発見して「ネオジム黄河鉱」と命名し、先日国際鉱物学連合により新種と認められたことを伝えた。
そして、研究チームの責任者を務める同大学地質過程・成鉱予測全国重点実験室の趙来時(ジャオ・ライシー)研究員が「ネオジム黄河鉱」について、希土類炭酸塩鉱物に属し、ネオジム元素が高濃度で集まっている特徴を持つと紹介し、「系統的な野外地質調査と地球化学分析を通じて、バヤンオボー鉱床における希土類元素の配分パターンを解明した」と説明したことを伝えた。
記事は、ネオジムが高性能な永久磁石の重要な成分であり、新エネルギー車や風力発電、電子情報などの分野で大きな需要があると紹介。バヤンオボー鉱区は世界最大の希土類鉱床で、これまでに210種類余りの鉱物が見つかっており、今回の発見により鉱床の複雑性や資源の多様性がさらに示されたとした。
また、研究チームが「ネオジム黄河鉱」以外にも「フッ化炭酸ネオジム鉱」や「ネオジムモナズ石」の2種類の新たな希土類鉱物も見つけたと伝えた。(編集・翻訳/川尻)
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