杭州の工場付近の小学校で多くの児童が鼻血―中国

Record China    2025年7月16日(水) 19時0分

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中国のSNS上にこのほど、浙江省杭州市銭塘区の小学校で多くの児童に鼻血などの身体的異常が現れ、保護者らは学校に隣接する工場からの排出物が原因ではないかと推測しているとする投稿があった。

中国メディアの極目新聞などによると、中国のSNS上にこのほど、浙江省杭州市銭塘区の小学校で多くの児童に鼻血などの身体的異常が現れ、保護者らは学校に隣接する工場からの排出物が原因ではないかと推測しているとする投稿があった。

銭塘区教育局は14日、極目新聞に対し、この問題について調査し関係企業の排出物に対する全面的な検査を実施する特別作業部会を立ち上げたことを明らかにした。

この小学校は杭州市文海第二実験学校で、保護者などによると、2024年9月に新校舎に移転して以来、多くの児童に鼻血や鼻炎、喉の異物感、空咳などが見られたという。

工場は30年近くプラスチック包装材を生産しているが、環境問題で行政処分を受けたことはなく、消防問題で5000元(約10万円)の罰金を科されたことがあるだけだという。納税信用等級も何年も連続してA級を保ち、税務当局から「誠信企業」に認定されているという。

中国メディアの揚子晩報によると、杭州市の合同作業部会は15日、市の生態環境、衛生健康、教育などの当局、省および市の専門家、報道機関の代表者、児童の保護者の代表者から成る合同作業部会が、児童の健康や環境への排出などに対する全面的な調査を開始したことを発表した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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