豪首相の中国訪問、国内で批判招く―仏メディア

Record China    2025年7月13日(日) 21時0分

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オーストラリアのアルバニージー首相が12〜18日の日程で中国を公式訪問することについて、仏RFIの中国語版サイトは12日、「国内で批判を招いている」とする記事を掲載した。

オーストラリアのアルバニージー首相が12〜18日の日程で中国を公式訪問することについて、仏RFIの中国語版サイトは12日、「国内で批判を招いている」との見出しを打ち、オーストラリアメディアのABCの11日付記事を紹介した。

ABCによると、アルバニージー氏は、同国にとって最も重要な経済パートナーでありアジアの主要な戦略的大国である中国との関係における政府の対応を国民の大半が支持すると確信しているが、同氏を批判する国内の人々は、トランプ米大統領と会談するよりも先に中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談することを激しく非難するとともに中国を安全保障上の脅威と認めなかったことにも憤慨している。

駐オーストラリア中国大使は先ごろ、オーストラリアの2大メディアに寄稿し、オーストラリアと中国は「敵ではなく友人」であると主張し、2022年5月に労働党が政権を獲得して以来の二国間関係の「全面的な好転」を宣伝した。

キャンベラは中国の国際的な行動について多くの不満を抱え続けている。例えば、ペニー・ウォン外相は最近、ワシントン、東京、ニューデリーの外相らと共同声明に署名し、東シナ海南シナ海における中国の「危険かつ挑発的な行動」と「主要なサプライチェーンの急激な縮小」について「深刻な懸念」を表明した。ウォン氏はまた、政府は依然として中国で収監されているオーストラリア人に対する扱いに「がくぜんとしている」と述べた。その中にはスパイ罪に問われたヤン・ジュン氏も含まれる。

マールズ国防相は、北京とモスクワとの「無制限合意」に対するキャンベラの警戒感を表明し、中国は第2次世界大戦終結以来最大規模の通常軍備増強を行っていると主張した。

北京にも不満は山積している。キャンベラがAUKUS協定を通じて米国および英国との軍事協力強化を継続的に推進していることがその一つで、他にも現在中国企業が保有しているダーウィン港の運営リース権の売却を強制する意向を示していることがある。

アルバニージー氏とトランプ氏の会談は、先月カナダで開催されたG7サミットの際に行われるはずだったが、トランプ氏が早期離脱したため実現しなかった。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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