中国の習近平国家主席の特使を務める藍仏安財政部長は1日、スペインのセビリアで開催された第4回開発資金国際会議（FfD4）に出席し、総会の一般討論で発言しました。

藍財政部長は発言の中で、「人類は苦楽を共にする運命共同体だ。習近平主席は、世界的な危機の荒波に直面し、各国は190余りの小さな船に乗っているわけではなく、運命を共にする大きな船に乗っていると述べた。開発資金の不足に直面して、国際社会は手を携えて行動し、開発の課題を共に解決しなければならない」と強調しました。藍財政部長は具体的な解決策として、第1に先進国が政府開発援助（ODA）の拠出目標と気候資金の義務を確実に履行し、南南協力を南北協力の重要な補完とするとともに、さまざまな開発資源を広く動員し、協同で秩序ある開発資金調達ルートを拡大するよう呼び掛けました。第2に、国際金融枠組みにおける発展途上国の発言権を高め、自国通貨の融資ツールを普及させ、グローバル金融セーフティーネットを強固に構築し、効率的で安定した開発資金調達システムを完備するよう提案しました。第3に、貿易投資の自由化と利便化を促し、主要経済国のマクロ政策によるマイナスの波及効果を減らし、開放的で安定した開発資金調達環境を構築することを提言しました。

藍財政部長はまた、中国は一貫して世界発展の貢献者となり、各国の共同繁栄と進歩を促進する意向を改めて表明しました。（提供/CRI）